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~初めてこのブログに来られた方へ~
当ブログにご訪問頂きましてまことにありがとうございます。
『ネット検索して特定の種類の情報を収集するためだけにここへ来られた方』や
『既にここのブログで多数の記事を読んで下さっている方』、『ブログを通して交流のある方』
上記以外での初めてこのブログに来られた方には、
もちろん無理には勧めませんが出来れば第1回目の記事をまず読み流して頂ければと思います。
どんな方向に向かっていてどんなスタンスでやっているのか分かると思います。
すみませんねぇ、なんか押しつけがましい性格みたいです・・・

優雅なノコギリクワガタ [鹿児島県産 トカラノコギリクワガタ]

こんばんは、会長です。

今年も下半期に突入し、全国的に昆虫採集シーズン最盛期が始まってますね。
全国各地で毎日どこかで昆虫が採集されていますな。

クワガタなんかは採ろうとしなくても採れることが度々あるので、
種類が判らない人が「これ何の種類のクワガタですか?」と云う質問がネット上のどこかで毎日のように上がっていますよね。
それは毎年この時期になれば普通のことなのですが・・・


自分が細かいことを気にしすぎる性格だからなのかも知れませんが、
質問に対しての回答文の中で個人的に引っ掛かるところがあります。



【case.1】
質問者: これは何の種類のクワガタですか? 教えてください。↓↓
青森ノコギリ.JPG

回答者: これはノコギリクワガタですよ。




【case.2】
質問者: これは何の種類のクワガタですか? 教えてください。↓↓
2010 09 03_1386.JPG

回答者: これはノコギリクワガタのメスですよ。





9割の人が、それが♂なら「種類」だけ答えて♀なら「種類」と「性別」をセットで回答するんですよね。
あれは一体どうしてそうなるんでしょうかね??
いや~ワカラネェ~な~・・・




ちなみにこういう別パターンもありますよ。


【case.3】
質問者: これは何の種類のクワガタですか? 教えてください。↓↓
青森ノコギリ.JPG

回答者: これはノコギリクワガタですよ。




【case.4】
質問者: これは何の種類のクワガタですか? 教えてください。↓↓
CA3I0666.JPG

回答者: これはノコギリクワガタの短歯型のオスですよ。





以上は全部独立した質問なのに回答者の9割がこういう回答の仕方なんですよ。
この違いは一体何!!!?


・・・・・・え、何・・・? どうでもいい!?  失礼しました~・・・





さて、最近ある程度ネタが溜まっているんですが、
採集に偏りまくって飼育作業、標本作製、ブログ更新はなかなか出来ずにいます。

中には新しい飼育種の話もあります。
自分のブログの構成上、そうしたネタは絶対にスルーしないようにしているため
本日はそういう話になります。はい、増種と云うことです。

前回の記事で、今年のファーブルハウス周年祭でガヤガヤ虫話を楽しませてもらった事を冒頭に触れましたが、その時店内にいた内のお一方から話の流れ(?)であるクワガタを頂くことになりました。



今回は国外産の虫ではなく国内産の種類。
現在では基本的に自分はあまり国産には手を出さないし、ご厚意でも他人から不用意に生き虫を貰わないようにしているのですが、今回は離島物と云うこと等で二つ返事で頂いてしまいました。


頂いたクワガタは今回が初飼育となります。

成虫です。

記事のタイトルを読むと解りますがノコギリクワガタです、
『優雅』と云う部分をラテン語変換すると「あぁーアレね!」とソッコーでバレますが、













トカラノコギリクワガタ!!!!!










CA3I0659.JPG
リュウキュウノコギリ(トカラ列島亜種) 鹿児島県 十島村 中之島 御岳




の メスですよ。


【 リュウキュウノコギリ 】って死語か・・・?

♂成虫は数の問題があり、この♀1頭だけ頂いたのですが
種付けは済んでいるはずだとの事。

トカラノコギリは昔から有名な国産随一の色ノコ。
採集禁止になって久しい亜種ではありますが、本土ノコと違って飼育でも比較的大型な羽化個体を見る機会が多いようなので、飼育も楽しめそうです。


CA3I0668.JPG
ゼリーも食わせて少し休ませたので、切らしていた発酵マットも買い足しガス抜き後セッティングしました。
コバシャの中ですが、マット内を荒らして卵や幼虫をあまり潰されないようにスライス材で壁も作っておきました。

CA3I0687.JPG
翌日にはエサに口も付けず潜った跡が確認できたので、
あとは産めよ増やせよと富国強兵を願うばかりです。
ふぅ~~~。




あぁ~~。俺も沖永良部とかに行きたい。




           新しく入荷した在庫   1種類
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起き。 [オキピタリスノコギリ (シベルート島)]

CA3I0689.JPG
ヤッターーー!!!
日本産コガネムシ上科標準図鑑が到着したぞーー!!!
こういうの久しぶりに買ったな・・・
読み切るのに時間かかるなぁ~~(笑)
(たぶん読み切っても全部忘れそうだけどね)




一昨日は新しく飼育種にトカラノコギリが加わったことを記事にしましたが、
今日もカテゴリなしです(汗)


CA3I0513.jpg

ブログネタに困って増種する人みたいな感じになってないか・・・!?

今回の増種記事の入荷種なんですが、
到着したのは2か月前のこと。

入手したのはWF1の新成虫ペア。当初の予定では、
到着後ペアリングして産卵セットを組んだら記事にしようと手ぐすねひいてクラウチングスタートを待ってたんですが、
見事に♀が寝たまま起きず、なんやかんやがあって今ようやく記事にできました(疲)


さてまずは当の昆虫の紹介ですが。




シべルート島産オキピタリス.JPG
オキピタリスノコギリ(アステリクス亜種) シベルート島



スマトラ沖のメンタワイ諸島の中のひとつで、基本的に生体の入荷を業者は行わないような島です。
その為、身近な知り合いが一人買ってみると云うのを聞いて自分も欲しくなってしまい、滅多に見られるものでもないし入手してしまったという経緯です。

以前ゼブラなどと一緒に熱を上げていたオキピだったので、オキピタリス自体生体としては全滅してしまった今、また性懲りもなく新産地と云うことで欲しくなってしまったんですよね。
以前絶やしたシムルエのヒデオオキピも、今やブラックヘッドの通称で認知が広まり入手はしづらくなりましたがアレもシベルートと同じスマトラ沖の近い島同士なんで、
スマトラ本島よりは光沢や体色も割りとシムルエの方に近いものがありまして、

CA3I0586.JPG
裏側はヒデオに似て黒め、


CA3I0582.JPG
♀の背中側はこんな感じ。ヒデオよりは明色です。

こうしてみるとボルネオとかのそれとは明らかに違うし、ヒデオみたいにアステリクスとは別物の亜種としてもよさそうなんですがね、今後また変わっていくんでしょう。


CA3I0585.JPG
♂の長歯になると、内歯が三つ葉状になると説明されているのですが、
これは次世代で羽化させたいものです。



長歯で羽化させるためにも、
まずは卵を産んでくれなければ話がはじまりません。

と云うことでさっさと成熟→セット→・・・といきたかったところなんです



・・・またなってしまった・・・!!!!!!!


♀が、♀が起きない・・・!!!!!!!!



♂は3月末に羽化して6月にはもう動き出していると云うのに、
♀は2~3月羽化で7月なのにまだ起きない!

個別管理しているそれぞれの430ccカップの中の様子が全くの別物ですよ、
方や容器内部を動き回りゼリーの殻を作っていく♂、
方やゼリーがカビていくだけの♀。

萎びてカビが浮いたゼリー容器をどかすとその真下に、
妙に小奇麗な間をとって静止している♀がいます。
成熟前の個体にありがちな、「おがくずがベタベタ張り付いた感じ」ではなく成熟後の汚れの無い感じに見えるので、もしかしたらこれは成熟過渡期のスタンバイのようなものなんじゃないかと思い、一念発起荒療治を加えることにしました。(どんなに動き出しそうに見えても結局ダメだったパターンなんてざらに経験してますからね)





荒療治、それは

白熱電球直当てのショック療法。




休眠期間が長いメリーメンガタを半強制的に起こす方法として知っている人も多いんじゃないかと思いますが、
飼育容器の上から、白熱電球で強制的に暖める(温める?)ことで成熟後休眠している成虫を起こすというやり方。

他の長期休眠する種類にも使えるのではないかと薄々思ってはいたし
やるつもりだったのですが、
うん、やってみた。




手頃な電球が無かったので、使ったのは屋外で使うような200wの耐震球
虫が焼け死ぬべや。

これを、フタを開けた430ccカップに半分突っ込んでスイッチON!!!!





♪200ワットの~か~がや~き~だ~♪♪などとメロディーが頭の中を流れつつ、
眩しい光を直接カップ内へ喰らわす(まさに「喰らわす」という表現になる)
マットの上に出しておいた♀も、数秒後スイッチが入って狂ったかのようにカップ内を走り回りマットの中へ潜っていきます。
「そう来ると思ったわ!」と今度は上から照らしていた電球をカップの底へ。
2~3cmほどの距離から底を暖める(温める! )

数十秒後、モゾモゾとマットの中が動き出し今度はマット内の暑さ(熱さ?)に耐えかねた♀が地上に出てきました。

「おそらくこれだけじゃ完全に休眠からは覚めてない!!!(たぶん)
と思ったのでこれをもう1セット繰り返しました。











CA3I0688.JPG
2度目に底から熱した時、流石に熱しすぎてカップが溶けて変形しました。
やり過ぎた。




♀が動くようになったので、加熱を止め再び温室に戻して一晩様子を見てみることに。

結果、この加熱法が上手くいったのか、
カップ内を徘徊する♀の姿が見えるようになりました。
一応強制的に起こした点も含め、まず与えるエサはゼリーなどではなく、強い匂いで揮発性がより優れている[♪ 腐りかけのBanana]を買って与えてみると、食いつきは良くないが確かに後食しはじめました。


その後、♂のカップに♀を投入し、後日メイトガードを確認。
CA3I0687.JPG
セットを組みました。

今回だいぶ無茶やったので幼虫が見えるまでこのやり方が正解なのかどうかわかりません。
なんかゼリーの食い残し方とか見ると怪しい雰囲気もあるんだけど・・・
もしかしたらシベルート産オキピタリスの記事が今回限りになる可能性もあるかも・・・


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今回の記事、客観的に読むとアウトな内容のような気がする・・・・・・



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風の十和田採集 [日昆 採集記 【2015年】]

これまでずっと寒い夜だった青森も今週から暑苦しくなりだし、
いよいよ毎晩毎晩がじっとしていられなくなってきました。

平日・休日お構いなしに「思い立ったらその晩に」どこへなりとライト機材を持って山へ出かけている今日この頃ですが、
先週より、FH鈴木さん[勝負の県内某所]を攻めに行こうと予定を立てていました。

その前夜にNo.2と共に、県内採集者が当日犇めく十和田のオオクワ銀座から離れた新規開拓ポイントでやや無謀な挑戦をして
ミヤマ♂:2&♀:1、ノコギリ♂:1、コクワ♂:1
(わりと好条件だったが)辛い結果に終わっていたのは大体いつものことでしたが、
次はわからんぞ・・・! と熱がさらに入るのもいつものことなので
この[勝負の県内某所]も楽しみで夜も眠れなかった(笑)のですが・・・


   14日(火)

県内に強風注意報が出るほどの強い西風が吹きまくっていた。

朝からずっと風が吹きっぱなしである。
「あれぇ・・・・・・・・・? 大丈夫・・・・・・??(汗)」
なんて心配していたが、出発する1~2時間前になってメールが届く。



****************************

【From】FH鈴木

【本文】残念ながら本日中止。風さえなかったら・・・

****************************


仕方ないと考えるのが普通であるが、強風のために鈴木さんから中止宣言が来た。

こんな風でも上手く使えるような場所は無いかと返すが、「これじゃ難しい」と返ってくる、
玉砕覚悟でまだなんとかなるかもしれないあそこのポイントもあるがどうする?と云うコメントも付けて・・・

「どっちにしても自分はどっか行ってライト焚きますよ!!」と鈴木さんへ返すと、
最終的によし行ってみようやってみようという結論で強風の吹き荒れる山へ行くことが決定した。




夕方5時半、黒づくめの男2人で目的のエリアへ向かった。

ところが、現地に入ると想定外の道路封鎖
2人キョトンとする。門前払いとはまさにこの事(泣)

[勝負の県内某所]のエリア内で今日唯一希望が持てそうな場所だったために、
完全にエリア全土がダメになってしまった。




次の候補地へ行こうということでプランB
実は他にも、この強風の中挑戦する場所の候補を考えていたようで急いで向かう。
移動で時間がかかってしまうのでゴールデンタイムを気にしつつ山を平野をひた走る。




ただ・・・やはり時間が無くなってしまったため、付いた場所は・・・。

十和田。 結局。

風の影響があっても少しでも確率が上がる所と云うことで急いで設置。
夜9時を余裕で過ぎた時間になんとか運転を開始!!

ずっと長いドライブでライトも点けずに帰るわけにはいかない二人。


設置した2灯のライトを巧みに動かしパチパチとクワガタを落とす。
鈴木さんのライトの使い方を勉強しながら、
「これが俺一人でやってたらどんな悲しい状況になっていたんだろう」とか思う。


そして鈴木さんと自分のクワガタを追う目の良し悪しが歴然になる。

鈴木 「ほら来た!見えるか!?」

自分 「え!? 見えません!」

鈴木 「何ィ~!?(呆)」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

鈴木 「ほら!来てる!見えるか!?」

自分 「見えません!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

鈴木 「(地面に)落ちた!」

自分 「どこですか!見えません!」

鈴木 「お前ナ・・・!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

鈴木 「今(落ちた)のは見えたよな?」

自分 「いえ、見えません・・・!」

鈴木 「・・・正直でよろしい(哀)」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

鈴木 「ほらそこに落ちてる」

自分 「え、どこですか・・・?」

鈴木 「そこにいるベナ・・・! おい(クワガタ)踏むなよ!!?(焦)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

狭い場所なのだが落ちたのにも気づかない(恥)
鈴木さんのおかげで次々とクワガタが飛んでくる。

良いサイズのミヤマも来れば、大腮が奇形のミヤマ♂も飛来。
いよいよコクワの♀も飛んでくるようになり、今夜はいけそうな気が・・・

鈴木さんのレクチャーを受けつつ、そうしてる間にまた気づかぬ内にどこかしらにクワガタが落ちているのを指摘される。


鈴木 「ほらまた気付かない、あそこ」

自分 「あ(焦)」

鈴木 「2匹いるぞ気をつけろ?」



2頭の内、鈴木さんがまず照らした片方に歩み寄って回収に向かう。

















CA3I0707.JPG















CA3I0708.JPG

・・・・・・・・・。(固まる)

(アゴ・・・マルイ・・・!!!)











CA3I0709.JPG
あ゛っ!!!!!!!

現実感が遠退くような虫が居たのでこの時思わず叫んでしまった。
ちょうど一ヶ月ぶりに腹から大声を出した瞬間。


鈴木 「とりたまえ!」

自分 撮ります!



CA3I0710.JPG
オオクワガタ♂飛来。 中歯でピカピカの新成虫だ。

我が家では見慣れた大きさだが、外で見るのはまったく違う感覚がある。
なんだろう、たぶん充実感なんだろうか・・・?

その後も色々と試し続け、大きめのコクワ♂などが飛んでくるものの飛来数は落ち、
風の強い中近くのクワガタで飛ぶ気のある個体はほとんど来尽くしたとみられる。

11時を過ぎ、飛来も止まったところで撤収の号令がかかる。

鈴木  「これで♀でも来ると、あと20分・・・30分・・・って粘ってしまうんだよな(笑)」

CA3I0711.JPGCA3I0712.JPG

    結果

         28頭

種類はミヤマ、ノコギリ、コクワ、オオクワの4種類。




機材を積み終わり、最後に外灯を回っていくことに。
さまざまな場所にさっきは1頭も飛んでこなかったアカアシ♀が留まっていて
その内一番大きい♀をキープ。(後で測ったらすげぇ普通だった)


この風の中、やはり地元の採集者は今日は全く来ていなかった。

それも相まってか、ほとんど誰も来なかったこの日に来てきちんとオオクワの♂を抜いてしまったのだから、帰り道の爽快感ときたら並大抵ではなかった。



++++++++++++++++++++++++++++++++++++++



持ち帰ったのはアカアシの♀1頭含め以下の5頭。

CA3I0715.JPG
ミヤマクワガタ♂での最小個体。
流石に青森でもこんな小さい♂って来ないでしょ。
36mmあるかと思ったら37mmもあった。奇麗だし標本へ。


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ミヤマクワガタ♂での最大個体。
68mmくらいではあるが、こんな風にコンスタントに大きめのミヤマが採れるようになったのは何を隠そうライト機材を自分で持つようになったからに他ならないですね。
これが使えるようになったことで、格段にミヤマ・オニ・オオクワの3種の成虫採集数が上がったわけだしね。標本!!
(ミヤマ以外はまだ採ってもいないのにあたかも経験してるかのような口ぶりで・・・)


CA3I0713.JPG
こちらもミヤマクワガタ♂。左大腮奇形。
厳つい頭をしています。まぁまぁの大きさだし、これも残そう。標本!!


CA3I0716.JPG
鈴木さんが見つけた直後に唸りを上げた(?)コクワガタ♂での最大個体。
5cmの大台には届かなかった48mmくらいではありますが、新成虫で超ピカピカ。
有無を言わさず標本!!


CA3I0717.JPG
そして今夜のハイライト、オオクワガタ♂。
52mmと云う個人的にめちゃくちゃおなじみのサイズですが、
自分の機材でもやりようによっちゃきちんとオオクワガタが採れるんだという良い指標になった個体です。
標本向きの奇麗な個体です(擦れや喧嘩傷がある方がWILD個体っぽさはあるけど)、あんまり生きたままにしとくと愛着がわいてしまいそうだし飼育擦れも付いてしまうし他の飼育個体と混ざるかもしれないので早めに標本へ!!
産地ラベル自体はそんなに珍しくもないし。(←自力で採ってねぇのに偉そーに)


展足しなきゃいけない個体が溜まってはきましたが、
それでも今年のシーズンはこれまで以上に山に行きたくなってしまいました。
前の日までは、一晩で採ってた数なんて外灯回りするより少ない感じでしたしねぇ(笑)
それが一転、風が吹いている中でも約30頭。
特に、オオクワを見つけた瞬間の
自分の体が固まってしまうのに力が抜けたような無感覚なあの感じが
家に帰った今も体に残っています。

今回は使った道具は事実上では自分の物ですが、
ライトの当て方、使い方は全部鈴木さんの手腕、見つけたのも鈴木さんが先で自分はただ摘まんだだけですから、次は是非とも自分(自分達)の独力で採りたいものです。


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激走!! 霧と汗の0泊2日採集 [日昆 採集記 【2015年】]

月も後半に入り(焦)学校などは夏休みに入るシーズンになりましたね(焦)
気温の高い日が多くなり、段々とライト採集でも成果が出るようになってきました。
持ち運びも楽々なので、一般によく知られる灯火のポイントに限らず
誰も行かないような微妙なポイントにまで足を運ぶ事も多くなりました。

そんな中先日、思い入れと憧れの強い県内某所へポイント開拓に重きを置いた採集へ行ってきたので、その全容を記事として残そうと思います。
こうやって記事を書いてる間にも、山では大物達が空を舞っているんだろうなぁ・・・



  19日(日)

日の夜からこの日の採集の準備に奔走し、
必要な道具や食料を用意していた。

翌日20日も祝日で休みの為、泊まりがけでライトトラップに挑もうと云う予定だ。
泊まりがけとはいっても、金なしの自分は宿は取らず車中泊だ。
何年か前からこっちのエリアに来るときは泊まりがけで来ることもあったが、
今回からはライトがある。
クワガタ採集で樹液採集や外灯回り採集しかできず、大した成果もなくボロボロで帰ってきたこれまでとは違うはず。
(※前もって説明しておきますが、県内の話です)


準備品や服装の説明をすると、

服装については基本の恰好はつなぎ
採集時は作業グローブをはめ、川を渡ることも想定しウェーダーも積んだ。
長靴はまともに使えるものが無いので積まなかったが、その代りにウェーダーで水場はしのぐ算段だ。山歩き用のトレッキングシューズは以前の物がボロボロになってしまったので前日に急遽新品の物を調達した。通常の移動や運転で後々楽だということで、便所サンダルを履いた。

車には、ライト機材などの採集道具は勿論、食料や土木用品も積み込む。
ライト機材はHIDライトを2灯、バッテリーは1灯につき3つで合計6つ。三脚も2本。
手持ちのライトはよく使っている小型3本、替えの電池もフル充電で全てリュックへ詰め込み、その他毎度の採集道具であるノギス温度計かき出し棒ストックケースタッパー7m竿網100円の竹竿網その他色々。ただ、クマよけの鈴が昔からねぶた祭り用のやつのまま変わってないあたりが自分でもふざけているなと思う。
林道を車で走っていて倒木などがあった時や泥にはまった時などの為に、スコップ脱出器も積む。
食料は、自分の中では定番の食パンひとくちサラミ
全くもって山籠りの食料として理に適ったものではないのが恥ずかしいところだが、毎度毎度だいたいこの組み合わせで来ている。他にはエナジードリンクゼリー飲料スポーツドリンク2リットル、あとは飲用じゃなく洗面用だが、水道水も2リットルペットボトルに用意。
この後1日目の採集品を生かしたまま保管するためにクーラーボックスの容量も余裕を持たせておく。
その他、汗拭きタオル歯ブラシ絆創膏カット綿医療テープ包帯トイレットペーパーアルコールタオルなどの衛生・救急用品の他、防虫ハットけん引ロープ、ライト撤退用のホウキ、着替え用の靴下下着も1日分用意。地図も勿論忘れずに。目覚まし時計も。
ケータイのバッテリーも、充電の効率や万一の場合を考え充電済みの物を2個用意。



車に全て積み込み、忘れ物の心配をしながら午前2時単身現地へ出発した。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


ろそろ目的の市町村だと云う所まで来ると、
かつて台風11号だった温帯低気圧の影響でガスがかかってきた。
大した雨も降ってないが路面もビショビショに光っている。

今回の採集日程で運悪く台風(温帯低気圧)とぶつかってしまったのが
現時点では一番の不満だ。今回大丈夫なんだろうか・・・


CA3I0724.JPG
車を停めて道中山の方にケータイのカメラを向けてみた。
相変わらずガラケーの写真だと再現度が悪いが、遠くの山にガスがかかっているのは判る。
実際目で見るともう少し白い。


出発から2時間半が経過した午前4時半ごろ
ここからは大通りから逸れて本格的に山の方へ向かっていく。

舗装路も終了し、未舗装の砂利道に入る。
前々から地図上で見ていて「楽しそうな林道だな」と入ってみるのを楽しみにしていた林道がここにある。
入り口までは来たことはあったがその時は時間の都合で入るのを見送ったのだが、今回は時間はたっぷりある。
期待と不安が入り混じる中、林道へ侵入した。


道は悪くない、きちんと地肌も出ていて進みやすい。

ところが、林道に入ってそう深くも進んでしまわない内に進めなくなった。



CA3I0733.JPG
林道が崩れている。
かつて道だったそこは、大きなスプーンで無造作にすくい取られたように無くなっていた。



終わった・・・


本来ならここから長い林道が続き、今回はそこ(もしくはその先)に用があったため、
これから覚悟を決めてさぁ突入だ!!・・・と意気込んでいる矢先にこんな光景を見せられて割と本気で絶望した。


しかし、時間はまだある。朝の5時前だ。
目的の場所がどうなっているかはこの目で見ることが出来ないにせよ、
その手前までは様子を見てみたいと思い軽い様子見のつもりで徒歩で崩落場所の先に進んでみることにした。
軽い様子見のつもりなので、網は勿論リュックなどの道具は一切持たず、
便所サンダルから買ったばかりのトレッキングシューズに履き替えただけの恰好で林道の奥へ向かった。
昨夜までの天候もあって地面はゲチョゲチョである。

崩落した崖部分に足を乗せると、フワッと脆く崩れて3m下の川原に流れていく。
・・・・・・うわぁぁぁ~~シャレにならん(汗)

そこから先に進んでいくと、地盤の関係からだろう、大きな石が途中途中でゴロゴロと道端に寝ている。
どっちにしろ車で通過できる場所じゃなかった・・・。


CA3I0732.JPG
さらにしばらく先に進んでいくと、だいぶ前からもう車は通らなかったからであろう、
道が雑草に埋もれるようになってきた。
いやぁ・・・地図上だとここからまだ先は長いのに、
まさか奥は廃道になっているんじゃないだろうかここは・・・。

ただ、この先歩いて辿り着ける距離内に良いライト照射ポイントが存在している可能性が高いことを考えると、「ちょっとだけ、あともうちょっとだけ」と云う誘惑に負けてしまい、なかなか戻ることが出来ない。

その先へずっと進んでいくが上の画像で分かる通り、道は草で半ば埋もれている。
そしてそれが夜露でビショビショになっているわけだ、
もう下半身はぐっしょりと濡れてしまいこれ以上進むかどうか悩むようになってきた。

・・・にしても、さっきから足首がピリピリと痛い・・・



を降りてから30分ほど歩いた頃、目をひくものを見つけた。

CA3I0726.JPG
おお・・・吊り橋だ・・・

下から鉄骨のアーチやコンクリートで橋を支える通常の橋ではなく、
上からワイヤーで木の板を吊っている、マジもんの吊り橋だ。
(別に物珍しいものじゃないんだろうけども)

林道は川に則して続いており、川の反対側は広い河原になっていてライトをかけられそうな場所になっているのが見える・・・










CA3I0725.JPG
もちろん渡った。
1枚目の橋の画像は何を隠そう渡った後の対岸から撮ったものである。



ただ、渡る前の最初に橋のたもとまで来た時に、渡るべきか躊躇した。

画像を見ると躊躇した理由がお分かりいただけるかもしれないが、




CA3I0730.JPG
この橋、風化して壮絶にボロくなっているのである。

そんでもって、川幅のせいもあって割りと長いんだこれが。


CA3I0727.JPG
下から撮ると逆光で黒く見えるだけだが、
実際は湿気や風で足場の木が全て苔まみれになっており、痩せ細り折れたり崩れたり金具から外れたりしている箇所が多いのだ。
特に橋の始点と終点付近は草木に圧迫されている所為か、異常に損壊が酷い。
(対岸に辿り着いた時点ではあったが、一度足場の木を踏み抜いた時はマジでビビった)
ほんとにもう昔のリポビタンDのCMインディ・ジョーンズにでも出てくるような
男心をくすぐる楽しい吊り橋なのである。

ただ言わずもがな、流石に落ちたら危険だ。
大きな川と川原が5~6m下にあるわけだが、
死ぬ高さとは言えないが、強靭な足腰を持っているわけでもなければ五点着地転回法を身に付けているワケでもないので川原に落ちても大なり小なり怪我してしまい今回の採集の支障になるし
川にドボンしたら・・・あたしゃ泳げないのでその場合は溺死。
(助かっても体力は大きく削られる・・・)


まともに足場の木材に体重をかけると100%どこかで踏み抜くので、
常に脇のワイヤーに体重をかけ腕の力を下手に抜けない。
こんなことならSASUKEの特訓をしておけばよかった・・・!!



CA3I0731.JPG
橋の途中から周りの環境を撮ってみる。
俺の持ってるライトではこの場所じゃ役立たずで終わる気もする。


対岸まで渡りきり1stステージをクリアした後は、
鬱蒼と茂る草木をかき分けて川原に出る。

う~~~~~ん・・・・・・・・・・・。

手前のヤナギがちょっと邪魔だな・・・



CA3I0728.JPG
川を挟んだ林道側を照らすのも良いかもしれないなぁ・・・
(↑↑画像右側が吊り橋)

しかし、今は手ぶらで来たからまだましだったものの、
これを機材を背負って渡るのはまたちょっと難易度が上がるぞ・・・(汗)

まぁ、また今度かな。



自分の道具できちんと照らせて丁度良い採集が出来る場所と云うのは地域柄意外と限られているので、リスクだけなら一級品なこの場所でも、自分の中では割りと真面目に候補として考えている。

それを考えると、
「また今度かな」と考えたものの早々にこの場所に決めた方が、場所が見つけられないリスクは回避できるのだが、今晩のライト照射場所にしようか迷ったまま再び橋を戻り来た道を戻ることにした。
迷う理由は主に、
山の上の方がうっすらガスがかかっていて夜の状況がもっと悪くなるのではという不安と、
ここでやると少なくとも、帰る時には「真っ暗な中」「道具を持って」「ボロい吊り橋を」渡らなければならない危険と、
他の候補地でここより良い場所があるかもしれないという期待の3つである。


橋から戻りそこそこ精神的な負担を受けたこともあって冷静になり、
「これ以上進むと、道具を持って往復するのは距離的にめんどくさいぞ・・・」
と判断し林道を引き返すことにした。



時刻はそろそろ朝7時と云うところで、車まで戻ってきた。


戻ってきてとりあえず一安心したということで、サンダルに履き替えるため
さっきから痛みを感じていた足をトレッキングシューズから抜いた。

すると・・・
案の定、靴擦れを起こしており左足首から血が滲んでいた。

流石昨日買ったばかりの新品! 靴が全然こなれてねェ。
足首まで覆うトレッキングシューズの特徴を全然考慮してなかったため、
履いてきた靴下もまさかのショートソックス。間抜けすぎる。
このままでは痛くてしょうがないので、カット綿を患部に当てて医療テープでぐるぐる巻きにして応急処置をする事に。


靴は勿論靴下もグショグショになってしまったので、
1足しか持ってきてなかったスペアの靴下に早々に履き替え、両腕と腰から下が全部濡れてしまったので運転席にはタオルを敷いておくことに。
まさか初っ端で足を濡らすとは思わなかったな・・・


林道を少々戻り、駐車スペースがあるところまで戻ってくると
昨晩からずっと寝てなかったのもあってここで仮眠をとることにした。
午前7時、デフォルトで設定していた目覚まし時計のアラームを切る。





意識がそろそろ遠のく頃、雨音が車の外から聞こえた。




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ごろに一度目が覚めたが、起きたのは午後4時半前。夕方だった。
そろそろ移動して明るいうちに他のポイントの確認もしておかないとと思い、
林道を後にした。

地図を見ながら次の目的地へ向かう。
海沿いに出てみると、海も白くなり遠くが見えない。
「海霧か」

昼間のような抜けた明るさが無くなってはいるが、
出発から30分ほどで目的のエリアに到着した。

朝に下見した危険なポイントも考えたが、
こっちまで来てしまったのもあるしとりあえずこのエリアのどこかでライトをかけることで心の中は決まりつつあった。
一応、肉眼で樹種が判別できる時間帯までは徒歩でライトをかける新規ポイントを探していたが、収穫を得られないまま薄暗くなってしまった。

日中におそらくそこそこの降水があった上に、一日中ずっと空が厚い雲に覆われている事もあって周りが非常に密度の高いミスト(霧)に包まれている。
霧に包まれた森の中は、何度来てみても本当に幻想的だと感動する。


やっぱりこうなったか・・・
朝の時点から危惧してはいたが(というか正直なところ出発以前から)、状況は全然よくない!

ある程度の標高ではどこもミストに包まれているため明らかにライトに不向きだ。
標高が低い場所ですらガスがかかるくらいの日であるため、場所はもうほとんど選べない。

1ヶ所だけ、幸いなことに自分の低出力のライトでも通用して
尚且つ標高があまりなくガスも薄いポイントがあったためそこで仕掛けることにした。


ある程度機材を組み立て、
数十分待機し空まで暗くなった午後8時丁度

CA3I0734.JPG
いよいよ1晩目の採集を開始!!!


日中から通して気温の上がらない日ではあるが幸いクワガタが飛ぶには問題ない。


CA3I0735.JPG
点灯開始して約10分経った頃、今日初のクワガタ飛来!
ノコギリの♂だ。初っ端に良いものが来たのはいいねェ~~(嬉)
サイズを測ってみると59mmほど。う、う~ん・・・


CA3I0736.JPG
そしてそれから20分後、既にノコギリ・ミヤマ・アカアシが来る中
初のコクワが飛来!期待は大きくなるばかり。


このポイントでライトをかけるのは初めてなため、ライトの向ける方向を色々と試してみる。
ミヤマの♂もちょいちょい飛来してくる。
サイズもなかなかいいのが飛んできたので撮ろうとするけど、歩き回って全然撮らせてくれなかった(汗)

憎きヘビトンボを退治しながら、ポツリポツリと飛んでくるクワガタをストックケースに丁寧にしまっていく。


CA3I0738.JPG
黒光りする甲虫を視界の端にとらえ期待して近寄るとクロシデムシ
ダニすげェー。


まだ開始からそんな長い時間経っていないにも関わらず、
クワガタの飛来するペースが若干衰え始めてきた。
これからがイイところなんだが・・・と焦る中、点灯開始から1時間後
地面にペシャッと大きな激突音がした。


大物を期待して向けたライトの先に浮かび上がったのは・・・





CA3I0739.JPG
カブトムシだった。
ある意味大物だったな・・・と言うか、すっかりカブトムシの存在忘れてたよ(苦笑)


なんとなく肌寒く感じる、
最初は無かった風も弱く吹くようになり、まだ高い位置にしかなかったガスも下まで降りてくるようになってきた。
風向きが悪い・・・この場所は360°広葉樹というわけではなく、自分の機材で照らせるのは全方位の4分の1くらいしかない。
流れるミストも目で見えるほどにまで状況は悪化し、照らした方向の虫も粗方飛ばし終えたようである。



CA3I0740.JPG
時刻は夜9時半、中型ミヤマ♂が落ちてきたがだいぶ久しく感じる。
このころにはもう既に終了ムードが漂っていた。

位置を替えたり戻したり悪あがきするが一向にクワガタは来なく、
点灯から2時間を待たずに午後10時前ライトの電源を切った。



CA3I0741.JPG
CA3I0742.JPG

    結果
           26頭

内訳は大半がミヤマノコギリ
アカアシコクワは♀が1頭ずつだった。


土産にする個体をわずかに残し他はリリース。
CA3I0772.JPG
今日一番の大物はミヤマの♂(帰宅後撮影)、なかなか大きく見えたが測ってみると
67mmに届かずおよそ66.8mmほど。
悪くはないが欲を言えば68mmほど来てくれたら素直に嬉しいのだが・・・

撤収の時点でやはり気温・視界・風などまぁまぁ状況は悪くなっていた。
ただし、2日目の分までバッテリーは温存できたし早めに切り上げて正解だったかな。
初日にほとんど使い切ってしまうと云うやりがちなミスを犯さず済んだ(笑)



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撤収後、もう一度エリア内の別の場所でポイント探索を行った。
実は出発前から風邪をひいており、それに加えて口内炎も出来ていて色々と体調が悪いので(←どんなタイミングで説明してるんだ)薄ら寒くなってきている今夜の間はさっさと風邪薬とビタミン剤を飲んで休んでいた方がいいのだが、
夕方起きの所為か寝る気にもなれず、車を降りエリア内を探索することに。
徒歩でしか行けないライト照射ポイントを確かめに行ったり、自販機や外灯を回ってみる。

とは言えやはり霧は濃い。ある程度外灯回りをし終えて他の作業は無意味(だってまるで見えないんだ)と悟り、
車に乗り込みそのエリア一帯を出ることにした。



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