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~初めてこのブログに来られた方へ~
当ブログにご訪問頂きましてまことにありがとうございます。
『ネット検索して特定の種類の情報を収集するためだけにここへ来られた方』や
『既にここのブログで多数の記事を読んで下さっている方』、『ブログを通して交流のある方』
上記以外での初めてこのブログに来られた方には、
もちろん無理には勧めませんが出来れば第1回目の記事をまず読み流して頂ければと思います。
どんな方向に向かっていてどんなスタンスでやっているのか分かると思います。
すみませんねぇ、なんか押しつけがましい性格みたいです・・・

Memory of 『F』 [フェイスタメルシワバネ]




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あっけなく終わりを迎えてしまいました。
形として残ったのは♂の標本だけです。




次回 リベンジ予定 、 無し。





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のろのろと走り出す。 [ゴホンヅノ (プランディ亜種)]

部屋の照明を新品にしたその翌週の話。


去年12月に衝撃的に入荷した(と個人的に感じてます)南ベトナムのゴホンヅノ。プランディと云う新しい亜種として記載された本産地の♀を2頭入手し、即セットを組んだのは既に記事で書いたのですが、無事に幼虫がケース側面から確認できるようになったので割り出しを行いました。


  2月4日

2つのセットの内、時間の都合でこの日は片方のみ着手しました。
セット内容は2セットでレシピはやや違い、この日割り出す方のセットを『A』とすると内容は以下の通り。

Aセット
【容器】・・・ニッソープラケース大(フタに新聞紙を挟む)
【マット】・・・ケースの8割の深さ月夜野黒土Mat/下7割3割上/〇〇〇腐葉土
【日数】・・・セット日12月5日(♀体重9.8g)  61日間

ゴホンヅノの産卵に適したマットと云うのが読み辛く、どんなマットであっても産む事もあれば産まない事もありどれを使うにしても博打要素が抜けないので、前回のタイ産原名亜種でしくじった感覚を思い出し、前までならメインの産卵床(黒土Mat)のみにしていたところですが、♀に産卵床としてしっかり認識させられるかどうかと云う後押しとして、表層部の3割を特定の腐葉土層にしてみました。この腐葉土層は、「腐葉土に産卵させるため」ではなく「ここが産卵可能なエリアだと認識させ潜らせるため」のきっかけと云うワケです。
♀の体重は十分なので「本当に意味でのハズレ♀=産み切った♀」ではない事もほぼ間違ってはいないはずで、♀のコンディションで唯一の難点である1本の付節欠けもどちらかと云うと寿命的なものではなく現地での保管中の破損と思えました。

当初のセットはマットのみでゼリーを何個か置いただけで、途中親♀が地上に出てきてひっくり返ったままになったので足掛け用に新聞紙を丸めて置いた事もありました。一旦割り出すことも考えられましたが、作った層が滅茶苦茶になってしまうのと、別ケースを組むにも温室の余裕もマットの余裕もないのでいつものごとくそのまま一発割出です。
卵は外側からは全く見えなかったのですが、1月の半ばにはケース側面に1令幼虫が見えてきました。勝利を確信した瞬間と云うのはホントに気持ちいい・・・(そしてこの後油断するのがいつものパターンですが)


そして迎えたこの日、
この日の為に手を抜かずカブトマットもガス抜きもしました(←・・・)、
何より、屋内でも快適に割出し作業が出来るように天井の照明も替えて準備は万全です!


さぁ、・・・やるぞ!!!

・・・・・・!!?

・・・コ、コバエがっ・・・!!!






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結局、屋外割り出しに。


去年、雪が積もり始めた11月19日にタイ産の原名亜種を屋外で割り出しましたが、今回は厳冬期、比べ物にならないほど寒いのでモタモタしてると虫が凍ってしまいます。氷点下ですよ。


CA3I0079.JPG
中からは次々と1令幼虫が出てきます。
幼虫を取り分ける製氷トレイも次々埋まっていきます。

このセットで使ったケースは保湿型のフタではなく昔ながらのメッシュ型のフタで挟んでいるのは新聞紙なので、内部がやや乾燥しマットの委縮(壁面からちょっと浮く)があります。
マット製品中、最重量級の黒土マットの特性か非常に粘り固く締まっています。まるで壁土を砕いているようです。そんな中をボリボリ噛み砕いて食べているんだから虫って逞しいですね。

出てくる幼虫は全て1令幼虫でほとんどが丸々太った2令間近の個体ばかりですが、油断していたらいきなり孵化直後で明らかに産卵のタイミングが違う個体が2頭出てきました。そして、腐って間もなさそうな卵がこれまた僅かに見られました。
セット中、一度親♀が地上に上がってきたことがあったので、そのタイミングを境に1回目の潜行で産んだ(太っているほとんどの)個体と2回目の潜行で産んだ(孵化直後の幼虫と腐った卵の)個体に分かれていると思われます。

埋まったトレイは直ぐ室内退避、マットを暴いた瞬間はホカホカでも、トレイに移して数分と経たずに幼虫は動きが止まります。


CA3I0080.JPG

   結果

            31頭 (1令幼虫のみ)


間髪入れずマットに投入します。
去年のタイ産の大失敗から、マットに変な工夫や選定をせず愛知の某店のお高めのカブトマットを120ccと200ccカップに入れて幼虫を投入していきます。
寒中割り出しの条件はタイ産と同じなので、1~2週間後のこの幼虫達の生存率でタイ産の死亡原因も判るかも知れません。



  2月5日

Aセットの翌日。
残るもう片方のセット『B』の割り出しでセット内容は以下の通り。

Bセット
【容器】・・・コバエシャッター大
【マット】・・・ケースの8割の深さ
ホビー倶楽部カブト産卵マット/中層3割上層4割&下層3割/〇〇〇腐葉土
【日数】・・・セット日12月5日(♀体重11.1g) (♀体重12月9日9.5g)  62日間

基本的に上層の腐葉土パターンは変えません、そして下半分は、底に同じ腐葉土を詰め、その上に上層の腐葉土にサンドイッチされる形で産卵マットを詰めておきます。

 この意図は・・・・・・  この時産卵マットが足りなくて腐葉土で嵩増ししただけです(苦笑)
できれば上の腐葉土の下を全部産卵マットにしたかったんだ・・・



その結果↓↓

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孵化した幼虫は薄いマット層に集中。

今回はコバエの発生も無かったので、晴れて明るくなった自部屋の中で暖かく割り出しすることが出来ました。寒くて暗かった昨日とは天国と地獄・・・

ケースをひっくり返して暴いていくと、出てくる出てくる1令幼虫!
見事にマット層にのみかたまって幼虫が居ます。―そこまで嫌いかぁ腐葉土。

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   結果

            34頭 (1令幼虫のみ)


自分で自分を褒めたいくらい無事に幼虫が採れました。
こまめに採卵している人なら50や100も卵を採るのでしょうが、自分のセットの流れではこのくらいが最大値。大成功と言えます。

そして、同時に組んだAのセットと比べると、こちらのBの幼虫は全体的にAよりも2~4週間分ほど若く、セット内容の差でこれだけの差が出たのは興味深いです。マットの種類によっては成長速度どころか孵化率にも響いてくるところだったのでしょうね。


CA3I0087.JPG

   AとB 2セットの結果合計

            A=31頭 B=34頭  合計65頭


同種のカブトで一度にこれだけの数を抱えたのはポルテリー以来です。
現金ですがこれほど沢山の幼虫を見るとそれだけで嬉しいですな(笑)
取り敢えず羽化までの死亡リスクを考え、全て飼育していこうかと考えています。3令になった後の事を考えると今から別の寒気がしますけど・・・







ついでに、成長が進んでいるタイ産原名亜種のマット交換も行いました。

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最初に少しだけ卵で割り出して孵化した4頭は順調ですが、11月19日の割り出し分25頭から生き残ったのは僅か2頭
今は合計で6頭しか居ません。

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幼虫は皆2令になりほとんどが丸々と太ってきたので、120ccから430ccに交換。



   そして現在・・・

割り出してから3週間が経ちましたが、原名亜種の時に抱いた不安をよそに幼虫達は皆順調に成長しています。

最初は、割り出しのショックで何割かは死ぬものだろうかと注視していましたが、カップの上部に上がってきたり腐っていく事も無く、マットの中をゆるゆると食い進みきちんとフンもマットの色になっています。
成長しきっている個体の多かったAのラインの幼虫は日を追うごとに続々2令に脱皮していってます。割り出しのタイミングは絶妙だったワケですね(笑)

数分の間とは言え、極寒の中で割り出し低温に晒してしまったAラインの幼虫(孵化直後の個体含めて)も全く問題なく生存しているところを見ると、やはり原名亜種の大量死の原因はカップに詰めたマットで間違いないみたいですね。


I県の某メーカーの腐葉土はもう使いません♪





 こんな間抜けな選定ミスもした我が家のゴホンヅノは
 2年後にはこの内どれだけの数が生き残っているのでしょうか・・・。



・・・→(最後の恨み節)


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新たなる光 [日昆 日常雑記]

自部屋・天井.JPG
約4年前、この部屋にはシャンデリアがありました。

飼育部屋として使っているこの自部屋の照明は、自部屋として使い始めた頃はこんな洒落たものが天井からぶら下がってました懐かしぃー。

しかし、シャンデリアだと冬場などに夜の室内で飼育作業をするにはどうしても暗すぎるのが悩みの種でありました。虫の飼育以外の部分で言えばこの内観は雰囲気があって楽しかったので、しばらくの間はこのシャンデリアにも合うLED電球を探していたのですが断念、2013年12月に思い切ってLEDシーリングライトに変えました(過去記事参照)。
この時取り付けたのは、当時国内では家庭用としては最高の明るさ7300lm(~14畳用)のツインバード製のシーリングライトでした。




これで、部屋での作業も安泰だ・・・





と、思ったのも束の間、長くは続きませんでした。


購入・取付けから1年が経った頃、違和感を覚えるようになりました。

ぼやぁ・・・っと暗く感じるのです。
そして、その後しばらくして気付いたのですが、調色機能が壊れていて電球色がほとんど点灯できなくなっていました。
更に、ついこないだカバーを開けて分かった事なのですが


CA3I0069.JPG
全灯にしてこれ↑↑です。
昼光色LEDチップのおよそ半数が点灯していません、こりゃ暗いワケだ!!
盤面を見てみるとはんだが切れて部品が飛んでいました・・・
保証期間の1年もとっくに切れていてしかもメーカーは取扱いが終了しています。


このままではいかん・・・
と、現状を改善すべくこの冬決意を固めました。


新・シーリングライトの導入。
年々LED照明の技術は進歩しより明るい製品が開発されています。当時は業界では最高が7300lmでしたが、各メーカーのパンフレットを集めて探すとこんなものが・・・

CA3I0088.JPG
見つけたのは日立のラインナップ。

たくさんある製品の中でも特に明るい機種を発見しました。


CA3I0089.JPG
20畳!!!? 10000ルーメン!!!?

前にシーリングを買った時には見た事が無いクラスです。

各メーカーでもほとんどの規格が14畳までである中、ごく僅かに20畳クラスの規格を見つけることが出来ました。受注生産品かと心配しましたが通常生産しているようで安心しました。

製品スペックや価格等最終確認を行い、1月末に購入へ踏み切りました。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



先日2月初め、シーリングライトが到着。

CA3I0070.JPG
今まで使っていたやつと比較すると、圧倒的にチップ数が多いです。
否が応にも期待してしまいます。


・・・という事で、早速取り替えてみました。

前回からどれほど変わったのか、同条件で写真を撮って比較してみたところこうなりました↓↓


部屋内
1-7300.JPG
全然変わったように見えねぇ・・・!!!
ただ、肉眼では見違えて明るく感じるのは確かです。


天井(照明周囲)
2-7300.JPG
これも大差なさそうに見えますが、
よく見ると交換前の写真では天井が広く黒潰れしているのに対して交換後はその範囲がかなり減っているのが判ります。


床面
3-7300.JPG
一番大事な床面の見え方。前までは割り出し作業が差し障るような妙な暗さを感じましたが、交換後はお釣りが来るほど明るいのと、青白く見えた演色性の低さも改善しました。


旧使用品今回導入品
定格光束7300lm10000lm
適応畳数~14畳~20畳以上
定格消費電力107w最大121.7w
固有エネルギー
消費効率
68.2lm/w140.0lm/w
調光10段階連続
調色昼白色~電球色 3段階昼光色~電球色 連続
演色性Ra80Ra85
他 機能常夜灯(5段階調光)
壁スイッチ点灯切替え操作
消灯タイマー 60分
常夜灯(連続調光)
壁スイッチ点灯切替え操作
消灯タイマー 30・60分
ひろびろ光(調光・調色)
ラク見え(演色性Ra90)


シンプルで使いやすかった前の製品と比べるとちょっとゴチャゴチャしている感じはありますが、非常に高いスペックで不自由が無くなったのは大変嬉しい限りです。





ちなみに、
パナソニックでも20畳用の規格があったのですが、演色性の点と、こんな面白い機能↓↓が付いていたのが決め手で日立の方を選びました。


CA3I0090.JPG
ひろびろ光、接地面側への配光です。
部屋の構造上、天井照明の設置場所が天井よりもだいぶ低い位置なので、通常のシーリングライトだと天井に光が届きません。
実際には虫部屋として使ってる分には天井が暗かろうが構うことはないのですが、部屋全体に明かりが届くならその方が有り難いですからね。


CA3I0074.JPG
おおぉ~~~!!!


これで冬場の虫作業も安泰だな♪
早速ゴホンヅノの割り出しといこうか・・・


タグ:紹介
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一年サイクル ~虫を追いつ追われつ~ [日昆 日常雑記]

明けちゃいました、どうも会長です。
今年に入ってから初の記事です、

既に新年の挨拶も必要無くなってしまった時期でもう間もなく2月になろうとしていますが、こんな時期だからこそ書いておきたい内容を記事にまとめてみたいと思います。


野外ではほとんどの昆虫が活動を止め、雪の下に埋まっているこの季節、昆虫趣味を楽しむ人達はその地域や内容によって様々に変化がある時期だと思います。
夏場と違う採集法でこの時期も採集する人、虫は一旦冬季停止して他の趣味にシフトチェンジする人、夏の為に黙って貯金する人、年中やる事が変わらない人、・・・色々でしょう。
自分も、採集・標本・飼育と大きく分けて3種類の楽しみ方をしていますが、一年の中でその比重は変化していっています。

全員が全員そうだとは言えませんが、この1月2月の時期と云うのは夏に向けての充電期間であったり飼育スケジュールの計画を練る期間だったりします。自分もこの時期は標本の作製や整理をしたり採集で使う地図の記入作業をしたり、シーズンオフだからこそ腰を据えて出来る室内作業に専念しています。


そんな季節毎の昆虫趣味のバランスを客観的に振り返ってまとめてみれば、趣味として楽しむにあたって改善点や自身の楽しみ方の傾向も新しく見えてきたりするんじゃないかと思ったので、
今回は自分の昆虫趣味の1年サイクルについて振り返ってみます。


* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *


前述したように自分は大別して採集・標本・飼育の3つが核なんですが、具体的には以下の内容。


採集
一昔前は一年中フィールドに出て採集していましたが、今は「山の雪が固まってきた頃」から「雪が積もり始める頃」までに期間は狭まりました。暦上では3月上旬から11月末がシーズン。その前提として青森県外には一歩たりとも採集には行きません。色々見聞きしていると他の皆さんは離島のロマンを求めて県外に高飛び遠征しているようですね。興味が無いと言うと嘘になりますが、県内の採集だけでやりたい事やらなければならない事が山積しているから・・・と考えるととても浮気している暇はありません。まぁ自分の中で何を優先するかと云うだけの話、伊豆諸島や南西諸島に行ったりするか地元を丹念に回り続けるかはその人の価値観次第で別れるんですね。
採集のターゲットは基本的にクワガタのみで、その経過で採れた物であれば気紛れで他の虫も採集・観察するという感じ。県下に分布する12種全部を狙ってはいますがその年の気分によって注力する種類が偏ったりします。

飼育
国産・外国産問わず飼育し、その範囲はカブトクワガタに限ります。自分の温室の容量と相談しながらブリードや増種を行います。飼育種の種類としては色虫(準色虫?)が基軸でドルクスなど黒虫はほとんどやっていません、昔は兎に角色々やってみたいと欲望のままに増種していたような気がしますが今はもうちょっと冷静に考えて飼育種を管理していこうと考えています。
近年は採集の二の次になっている状況で、ブリードは産卵セットを組んだ以降がグダグダになる傾向にあり、年間を通すとモチベーションの上下が激しく、結果として割出遅れで頭数激減したり大型♂が羽化できなかったりと良くない循環に嵌まっているのは否めません。

標本
自分で採集した個体や、飼育した個体の中の一部のみを展足して納めています。採集品は基本的に産地ラベルを重視。標本を買ったりと云う事は今のところ無し。
基本的には採集シーズン中は〆た個体を生状態で保管(恥)しシーズンオフにまとめて処理していますが、シーズン中でもその時々で余裕を見て展足・油抜き・マウントしています。保管場所も限りがあるので、処理する度にスペースから押し出すような感じで標本を移動させています。



こうしたスタンスで行っている3通りの楽しみ方が一年の間にどう変化していくかを、2つのグラフを参考に月毎にまとめてみました。


各分野の注力バランスの変化
虫屋の一年.png
自分の昆虫趣味の分野を採集・飼育・標本の3つに分け、合計を100%とした場合にその時期傾倒している分野の1年間のバランスの変化を表したものです。

※例えば8月の間は、採集が95%で飼育と標本がそれぞれ2~3%となっていて、この場合、「採集ばかりしていて飼育関連作業や標本作成作業はほとんどやっていない」と云うように解釈できる。


県産クワガタ12種の採集時期と手段
青森産採集の1年.png
自分がクワガタ採集に行く場合の種類ごとの年間スケジュールと、実際に行っている採集方法です。灯火採集は、外灯などの屋外照明を回っていくのと、灯火機材を設置して行うトラップが含まれます。樹液採集は、樹木に付いている成虫を採る方法の他、バナナなどを使ったトラップや、樹液やトラップには集まりませんが野外活動している成虫を採る方法(マグソとか)も含まれます。材採集は腐木中に居る成虫や幼虫を採集する方法です。

※ちなみにこのグラフはあくまで「自分がやっている採集の期間」を表したもので、決して「青森の採集ベストシーズン」や「有効な採集方法」を表した物ではないので誤解の無いように。


= 1月 =
日に日に雪が積もり天候も荒れやすい月。新雪が深く積もるので採集に行く事はなく、標本作成と飼育作業がメインになりますが、飼育作業自体もちょっと厳しいので(コバエが居る容器は外に出て作業しなければいけないので)どちらかと云うと標本作成作業が多くなります。

= 2月 =
積雪のピークにあたる月。青森では最も雪深くなる頃なので採集はいかず1月に続き標本と飼育がメインです。1月がやや標本作業寄りになっているのでその分この月は溜まっていた飼育作業に傾倒する事が多かったと思います。

= 3月 =
段々と晴れる日が多くなってくるので、溜まりがちな割出しやビン交換作業を消化するために飼育作業のウェイトが重くなってきます。その合間に標本作業を行い前年採った虫の消化も進めていきます。
それと採集はまだお休みですが、採集道具のメンテナンスは行わなくてはならないのと、しばらく採集に行っていない反動が噴出して我慢できずに山に行ってしまう年もあります。

= 4月 =
雪も融けだしてきて屋外でしかできない飼育作業を今ここぞとばかりに行います(ビン交換や使用済み容器の洗浄など)。昼夜の寒暖差が大きくなってくる頃でもあるので虫の置き場所も変えて容器内の変化も注意を払う時期です(蛹化、羽化や休眠明けなど)
山も雪が固まってくる頃で雪上を歩けるようになるので、採集の方も再開します。ターゲットはルリであることがほとんどですが、場所によってはコクワ狙いになる事もあります。
標本作業は、これらの合間を縫ってやりますが段々頻度が落ちていきます。

= 5月 =
雪融けが進み山の冬季閉鎖も解除される時期。地面も見え下草もあまり無いのでルリは勿論ツヤハダ、マダラも採集するには一番良い時期です。月の後半からはマグソもシーズン入りするので採集頻度は一気に加速します。しかし、雪による土砂崩れなどで道路が工事で封鎖されてしまっている事もあるので、狙っているフィールドへ行けるかどうかはその年の運次第なのが怖いところです。
そして相対的に飼育作業と標本作業にしわ寄せがいってしまいます。段々と疎かになっていくわけです。

= 6月 =
月初めはマグソ、そして月の後半からはライトトラップのシーズンも始まります、そして梅雨入りまでの間はバナナトラップが効くので、一気に採集も本格化します。色々と採集方法も多くあれこれやろうとしても追いつかないのですが、野外活動を開始する時期でキレイな個体が得られやすいのでこの月は出来るだけ1つの採集に固執せず手広く動き回るようにしています。
この月を最後に標本作業は勿論、飼育作業は実質的な停止期間に突入します(恥)

= 7月 =
ミヤマ、コクワ、オオクワをメインに夜の灯火採集、昼は樹液でコクワ、スジ、ノコギリ、アカアシをターゲットに奔走します。梅雨の影響で雨の日もよくありますが、土砂降りでなければ大体採集に行きます。
飼育作業は恥ずかしながらこの時期は温度管理と成虫のエサ交換ぐらいしかやっていません。

= 8月 =
青森県内どこもかしこも祭り一色の月。盆が過ぎるあたりから夜間の気温が下がりはじめ、ミヤマも小型や擦れ個体が多くなってきて灯火採集の時期も後半になります。夏休みシーズンも重なるので外灯回りの成果は薄くなりライトトラップ頼みになります。この月からオニが発生しライトに飛来するようになり、月の後半からはオオクワの2次発生も始まるので結局のところまだまだ採集三昧と云う事に変わりありません。

= 9月 =
夜の寒い日も増えてくる月。ライトトラップも効率が悪くなり、代わってヒメオオの樹液採集も最盛期に入るので、昼ヒメオオ・夜ライトトラップと云う流れが月初めの頃にあり中旬頃からはヒメオオやアカアシの樹液採集一辺倒になります。

= 10月 =
夜の冷え込みも増す月。この頃になるとアカアシは姿を消し、ヒメオオ採集もこの月がラストチャンスになります。そして木の葉も落ちてきて森の見通しも良くなってくるのでルリ、マダラ、ツヤハダを狙っての材採集も時期に入ります。
そして、この月に発売されるBE-KUWAの飼育レコード発表が導火線になり、長らく怠けていた飼育作業に再び取り掛かれるようになります(雑誌を読まなきゃやる気が復活できないなんて・・・)。大体は、夏前に組んだ産卵セットが熟しきっていたりします。

= 11月 =
いつ雪が降り出すかと云う月。取り敢えず冠雪する頃までツヤハダなどをターゲットにした採集は続きますが、飼育作業も溜まっているのでこちらがメインになります。

= 12月 =
平地にも雪が積もりはじめる月。採集も越冬期間に入り標本と飼育の作業のみになります。年の瀬を意識し来年に持ち越したくない作業を優先して済ませていきます。
年末特番を見ながらチクチク展足するのも楽しいものです。


* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *


こうして見ると、
夏場=採集冬場=標本春と秋の短い期間=飼育・・・と云うようなサイクルでやっている事になるワケですね。
採集と標本だけなら時期を分けられるので楽ですが、これに飼育も差し挟むと一気にギュウギュウになり中途半端な結果になってしまいますね。採集優先になっている現状が丸わかりです、飼育と採集の両立って難しい。

飼育において、夏期の怠け期間を改善できればもっとましな結果が出せそうに思えます。去年は、新型機材を入手した事もあって平日でも雨の日でもとにかく採集ばっかりだったので、今年はもうちょっと落ち着いてバランスよく虫を楽しみたいと思います。



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歴シート ~2017~ [日昆 諸記]

今年は採集道具に大きな投資をした年でした。
ハイワットライトトラップ機材導入の為、上半期の小遣いをほとんどつぎ込んで全て自力で組み上げたため既製品のライトトラップ機材より手間も金額もかかってしまいましたが、いざ採集に行ってみればその用途にほぼほぼ合っていて不満も少なかったと感じます。

飼育の方では、疑惑のオキピ(前記事参照)から始まり、秋にはゴホンヅノやアスタコイデスなどちょっと久し振りに多めの増種を行いました。
来年には幼虫も結構増えると思うので、2018年は落ち着きめでいく予定です。
その分・・・採集に注力しようかな。


【2017年の入手分】50音順 青字は今年初入手

アスタコイデスノコギリ(原名亜種) 成虫
アングスティコルニスミヤマ 幼虫
オキピタリスノコギリ(マサコ亜種×→おそらくラベル間違い) 幼虫
ゴホンヅノ(原名亜種) 成虫
ゴホンヅノ(プランディ亜種) 成虫
フェイスタメルシワバネ 成虫
リュウキュウノコギリ(久米島亜種) 幼虫


【飼育状況】

[on]セット中[on]
シベルートオキピ
ツツイシカ
ゴホンヅノ(原名)
ゴホンヅノ(プランディ)
アスタコイデス
フェイスタメル


[次項有]成虫管理中[次項有]
タイギラファ
スラウェシギラファ
パナイギラファ
ペレンオキピ(仮)
トカラノコ
クメジマノコ
ツツイシカ
アッサムシカ
アマミシカ
オオクワ
ヒメオオ


[ぴかぴか(新しい)]幼虫管理中[ぴかぴか(新しい)]
タイギラファ
スラウェシギラファ
パナイギラファ
トカラノコ
クメジマノコ
アマミシカ
アングスティコルニス
原名ゴホンヅノ


長年楽しませてくれたニルギリギラファも遂に途絶え、過去の記憶になってしまいました。
入手も難しくなり、もう3度目の入手は叶わないかもしれませんね。
他のギラファも産地ラベルが意外とマイナーで、タイギラファの方は今♂♀1頭ずつしか居ないのは非常に危険です。
来年はきちんと数を抑えて飼育したいという反省をもって、2017年の記事を締めたいと思います。



タグ:歴シート
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