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ウズラ飼育記 [日昆 日常雑記]

さて、今日の午前中にブログで
チョウ類に着手しました。」と書いたのですが、









はい、はじめました。
を 飼いはじめました。











昆虫ではありません。

鳥類(ちょうるい)です。




一体何がそうさせたのか自分でも分かりませんが、
2月のある日にちょっと興味を持ち始めていろいろ調べている内に飼おうと云う流れになっていったのです。
鳥や動物を飼い出す事には大きな理由は無く、ここに至るまでの間にドラマチックで劇的な何かがあったワケではありません。
まして、虫に興味が無くなったとかそう云う事でもありません。

ここまで煽っておいてお粗末ですが、このブログでこれ以降記事にする事もほとんど無いと思います。

その為、今回は飼い始めてから現在に至るまでの経過の全てを、
日付の経過と共に全てまとめてみます。




 2月18日 挑戦
冒頭で、「何がそうさせたのか分からない」とは書きましたが、鳥を飼う事に興味を持ったきっかけはインターネット動画でした。可愛いのなんのって(笑)

興味を持ってから飼育法を調べてみると、
飼うのに必要な広さ、エサ、道具、温度、食べてはいけない物、注意しなければいけない事がネット上で色々書いてあります。

そして飼う覚悟を固めたこの日、いよいよ仕入れに行く事にしました。




    ・・・あ、いえいえ、スズメを拾いに行くワケじゃないです(モ〇冬樹)




向かった先は・・・










市内のスーパー




(笑)

売ってるんですよスーパーに、生きてる鳥が。














CA3I0092.JPG
ウズラ



↑↑これです。

これを孵化させて飼育しようと言っているワケです。


動物系の動画をネットで見ていたら何かのタイミングで「スーパーで買ったうずらの卵を孵化させた」とか云うものが引っかかってきて観てみたら興味が湧いてしまって調べてみると、市販の卵に有精卵が混じっている確率は15分の1~20分の1との事。鶏の卵みたいに有精卵は絶対入っていないと認識していたので、この確率の高さには驚きました。
その理由として、ウズラは鶏と違って♂♀の判別が難しいらしく、♂を分ける段階で♀とよく似た♂を取り漏らすことが偶にあるようなのです。そのために流通する卵の中に有精卵が混ざるとの事。

今回はその確率論をそのまま信じて2パック分(100円×2)計20個の卵を買いました。
説に則ればこの内1個ほど有精卵が混じっているという事になります(ただ、あくまでも巷で言われている確率の話で、実際には1個も入ってないと云う事もあるそうです)
出荷している養鶉場によっても確率は変わると言われていますがそのあたりは全く情報はありません、ちなみに自分が買ったのは群馬県の(有)高崎クエイルと云う所の卵で、東日本ではトップクラスのシェアなのだそうです。

ウズラを孵化させるために必要な予備知識として主に、
・孵卵器内の温度は37.8℃近辺を保つ
・孵卵器内の湿度は50%以上を保ち孵化が近づいてきたら70%程度まで高くする
・孵化までの保温期間は約17日(環境の誤差により16~19日内でずれる事もある)
・初日から2週間までは、一日何度か卵の角度を変え胚が殻壁面に癒着するのを防ぐ、
 これを『転卵』と云い一日にできれば4回以上行う(多ければその分だけリスクが減る)
・孵化した雛鳥が嵌まって動けないまま衰弱しないように孵卵器内を安全な形状に保つ
・無精卵は腐乱してしまうため、判別後は取り除く
・孵化用の有精卵と比べ食用一般販売品の孵化は難易度が高い

そして孵化後のウズラ飼育をするにあたって覚えておく事として主に
・インコなどと違い雛は孵化して間もなく自力でエサを食べられる
・エサを食べるようになったらこまめにエサと水を換えてあげる
・孵化後1ヶ月をかけて孵卵温度から成鳥飼育温度(25℃程度)に下げていく
・性格は基本的に臆病
・寿命は2年~10年
・成鳥は1mの跳躍力があるので高さのある飼育環境が望ましい
・特に♂は大声で鳴くので飼育環境の条件に注意が必要

他にもありますが、こんな具合に理解しておかなければいけないらしいです。


さて、まず買ってきた卵を温める準備孵卵器の作成ですが、
ネットで色々な人の自作孵卵器を参考にして以下の物を用意しました。
(調べてみると中々色んな人がやってるんですね、ちょっとテンション下がりました)

発泡スチロール箱
電気あんか
エアキャップシート
・タオル
温度計
プリンカップ&ティッシュ&水
卵置き台

まず重要な保温箱には発泡スチロール箱を用意。ネット上では段ボール箱でやっている人も多かったようですが失敗率が高そうだったのと、今は晩冬でまだ昼夜寒く保温効率の高い入れ物の方が良いだろうという事で発泡スチロールになりました。ちょうど虫の発送用としてあまり使っていない発送100サイズ以上の箱が多数あったので用意はすぐ完了。
電気あんかも、中高生の頃に虫の保温用に買った60Wの平型電気あんかが埃を被って寝ていたのでこれを1個。
エアキャップシートはいわゆる「プチプチ」の事です、緩衝材の。箱の中に入れた電気あんかの脇を埋めるように入れて、電気あんかの上に置いた卵が孵化した時に脇に落ちてしまわないようにするためのものです。
タオルは、電気あんかの上に敷いて卵を温めすぎないようにするために用意。清潔感もあるし。
温度計は勿論温度を確認する為の物。センサーを電気あんかの直ぐ上(卵が置かれる位置)に配置します。
プリンカップには水を含ませたティッシュを入れておきます、湿度を上げるためのものでこれを2個用意。
最後の卵置き台ですが、ちょっと悩みました。ネットで見ると自作している人は大体がただタオルの上にそのまま卵を置いていて、転卵する時は大雑把にガチャガチャ転がしているみたいでしたが、変なトコロが几帳面な自分は「卵がどのくらいどの方向に転がったか分からないとイヤだ」という事で、考えて作る事にしました。
それがコレ↓↓
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段ボールを波状に折って、卵落下防止と形状固定を兼ねて両サイドに竹串を通しボンドで固定。
この上に卵を横置きします。卵には、転卵した時角度が認知できるようにマジックペンで線を付けます。

これで準備完了
発泡スチロールに電気あんかを置き周りをエアキャップで埋めその上にタオルを被せ、プリンカップと温度計を入れてフタをしテストしてみます。


通電開始、寒い自部屋で数時間放置した後フタを開けてみると、
・・・思ったよりも暖まってない(汗)

どうやら、思ったよりもこの部屋が寒いようです。

という事で次に孵卵器を置く場所の確保に進みます、
しかし特に悩むほどの事でもなく、元々クワガタを買っているので温室の中なら温度が一定で安心、しかも今の時期ちょうど温室内に空きがあるので間借りすることにしました。

そして再度テストしてみると
CA3I0095.JPG
ギリギリ・・・!?
イケなくもない温度帯だけど、これで精いっぱいだとまだ心許無いです。この上にさらに卵置き台があってその上に卵が乗るワケで、しかも転卵の度に箱のフタを開けるので温度はもうちょっとあった方が良い。それに、プリンカップも温まらず水がなかなか効率良く蒸発しない。

タオルは結局、取り除くことにしました。


環境が出来上がったのは深夜になってからでした。


 2月19日 保温初日
孵卵器を通電して温度をかけ、しばらくしてから入卵しました。

 午前2:00、保温開始。

CA3I0096.JPG
ここから約17日間、一日数回の転卵とティッシュへの加水をこまめに行います。

転卵の間隔は行う人によってそれぞれですが、3~4時間に1回と云う人や、半日に1回でも大丈夫だったという人もいます。

・朝起きた時・・・7:30~8:00頃
・昼・・・12:30頃
・夕・・・17:30~19:00
・夜・・・24:00~2:00

の一日4回を行う事に。
一日中家に居れば狭い間隔で転卵できるのですが、残念ながら自分も社会の歯車になっているので一日の内半日は家を空けてしまいます。
日によっては昼に家まで飯を食いに戻ってこれるのですがそういかない日もあります、幸い家族にも興味を持った者もいるので、昼どうしても家に戻れない日は家族に頼んで転卵してもらいます。

1回に20個もの卵を律儀に1個ずつ一定角度に回すのは非常にメンドくさいものです。
特に、フタを開けて1個ずつ卵を回していると長時間寒さに晒されてしまうので焦らされます。
そこでちょっと転卵作業の時間短縮に、
輪ゴムに指2本を通して卵を撫でると云うやり方でいく事に。

あんかの上に直接置いているのでプリンカップのティッシュも直ぐ乾いてきます。加湿も問題なしです。


 2月26日 保温8日目 検卵
保温を開始してから1週間経ちました。
毎日毎日約6時間ごとの転卵と加水を繰り返し、果たして有精卵はあるのか、あったとしてきちんと細胞分裂は進んでいるのか、期待と不安に揺さぶられるだけの1週間でした。

1週間経過を期に、いよいよ検卵してみることにしました。
『検卵』とは、卵の中を透視して有精卵と無精卵を区別する事です)

部屋を暗くし、卵の下からライトを当てて中身を透かして見ると、有精卵ならば中がオレンジや赤っぽく見え血管が走っているのが確認できるとの事。温め始めて4日くらいで見えるようでこの段階でほとんどの人は検卵するようなのですが、人によってはまだ分かりにくいと言う人もいるので自分は1週間待ってからして見ることにしたのです。



暗い部屋で1個ずつライトを当てていきます。

どれも中身が黄緑色~黄色で無精卵とされる色のままです。
僅かな個体差はあれど大体同じ色です。
ネットの画像で散々練習してきましたが、5個6個7個と見ていくに従い、「これはもう有精卵はないのでは?」「否もしかしたらもう見た中に判り辛い有精卵があったのではないか?」と混乱しかけてきました。



8個目か9個目の卵を透かして見た時でした。


ここまでで見なかった色の卵が出てきました。


    ・・・・・・赤っぽい・・・!?


初めての検卵でまだ確信が持てるほどはっきりした差異が感じられないので卵はこの日はそのままにしておくことにしました。
しかし、心の中では「そうあってほしい」と云う期待感でもう一杯でした(笑)


 2月27日 保温9日目 確信
昨日から一日しか経っていませんが、時間が経つと昨日見た物が本当だったのか、気のせいではなかったか不安になってきて、転卵の際にもう一度検卵してみることにしました。
検卵のし過ぎは卵を冷やすことに繋がるので必要最低限しかしちゃいけないと云う事ではありますが好奇心には勝てません。

もう一度順々に20個の卵にライトを当ててみると、やはり昨日見た怪しい卵は赤みを帯びています。しかもライトの当てる位置を変えてよく見てみると、卵の殻にある模様と違う模様がライトを当てた時に浮かび上がっています。紛れも無く血管です。

有精卵に間違いありません。

しかも、その1個の他に、2パック目の集団の方にも赤みが差した卵がありました。
つまり、2パック買った両方に有精卵が入っていたことになります。
新たに可能性を持った卵が発見されたことで、この日を境にさらに期待は膨らんでいきました。


ちなみに、保温を開始して1週間以上経ち、特に衝撃を与えたわけでもないのにヒビが入った卵が出てきたので、こうした卵を無精卵と確定し卵置き台から省く事にしました。
ちなみに、無精卵の中には長期間温め続けていると中身が腐敗してきて破裂すると云う事があるそうですが現時点では何も起こっていません。

有精卵と思しき卵と色味が判り辛い卵を残して台の脇に省いていくと、

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この日の時点で5個に絞るまでに至りました。
ここまでくると転卵する労力も減るので楽になってきます。


 3月3日 保温13日 有精卵の数・・・
温め始めてからそろそろ2週間近くが経ちます。
この頃になると自分は、卵の成長過程を記録したサイトを確認しながら「今家の卵はこのくらいにまで育ってんのかなぁ~」と想像してたまにニヤつくただの気持ち悪い奴になってます。

現在までで怪しいものも含め5個の卵をキープしていますが、
このくらいの時期になってくると卵の中で成長が進み鳥の骨格が既にできていて外からは透けて見えなくなるという事で確実に無精卵とは区別がつくようなので、完全に有精卵だけを判別することにしました。

まずは無精卵確定の卵。
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全体的に黄緑色で中の卵黄だけが浮かび上がっています。
割ってみると見事にただのいつも見る卵のままでした。

そして有精卵確定の場合。
ウズラの有精卵
ライトを当てても完全に見えなくなっていて、下の部分には空洞化した部分(気室)が出来上がっています。

5個の卵を検した結果、合計で3個の有精卵が存在することがここで確定しました。
・・・3個て!!!


 3月5日 保温15日 転卵期間終了
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孵化まで17日間と仮定して、孵化予定日の2~3日前になったら転卵を終了し湿度をさらに高めるとあります。
中ではもう雛の身体が出来上がっているので、下手に天地が入れ替わるとかえって悪影響だという説があるようです。

果たして卵は孵るのか、中身が出来上がっているとはいえ表面上の変化が起こらないので不安は多少あります。
調べてみると、ここまで無事に成長が進んでいるように見えても、身体のどこかが奇形になっていて卵を割って出てこれなかったり孵化しても突然死してしまうと云う例もあります。


そんな不安をよそに、発泡スチロールの中にはかすかに熱気とは違う生物的な匂いが感じられるようになってきました。

産まれてくるかも分からないのに産まれてくること前提で飼育用品を揃えるのも良くないかなと思い、この時点まででペットショップの下見しかしていませんでしたが、一つだけ不安要素が見えてきました。
エサです。
ウズラは産まれてから数時間~2日ほどで自力でエサを食べ始めるとされていますが、ペットショップには雛用のエサが置いていないのです。置いてあるのは成鳥用、雛用と書かれているものもありますがニワトリ・・・
これらも使えるのかも知れませんが何となく不安で、エサだけは通販に頼る事にしました。
愛知県にウズラ専門店があるという事なので、そこの雛用フードを注文。抗生物質入りで丈夫な鳥に育ちやすくなるとの事です。


 3月7日 保温17日 殻に・・・!
保温を始めて今日が孵化予定日。
朝も昼も様子を見たのですが依然として変化は見られず、夜21時過ぎのチェック。










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!?!?!!!?
ヒビ!? これヒビ入ってんのか!?

え、どういうヒビだこれ?
いよいよ孵化間近って事なのでしょうか、それとも外部からの衝撃によるヒビなのか、ちょっとパニックになりながらちょっとだけの間ヒビをじっと注視することにしました。

昼間見た時は付いてただろうか? 何か動いたり鳴き声はしないだろうかと待っていると、

一瞬ヒビの部分が内側からモコッと動いたように見えました。
やっぱりこれは割ろうとしてるんだ!!!



そして、まず目に入った1個のみに目を奪われ気付くのが遅れましたが、




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なんともう1個ヒビが入ってます。

あと1個は反応無いものの、一気に2個の卵に反応があると進展に期待できます。

ここから孵化までどのくらいかかるのか・・・?

一体どれくらいの時間がかかって出てくるのが一般的なのか・・・?

時間がかかっていると危険なのか・・・?

ここまで来て孵化できないってパターンになったりしないだろうか・・・?

兎に角ネットでヒビが入ってから殻を割って出てくるまでの僅かな期間について説明されているサイトを調べたりして自分を落ち着かせます。
不思議なことに、鳥の飼育について今日までに様々な本が出されていますが、ウズラに関しては意外にも全く書籍が見つからず「無い」そうなのです。結果として情報は全てネットの力に頼る他無いのです。

卵を観察しに箱を開く頻度も増え、落ち着かないまま次の日を迎えました。


 3月8日 保温18日 産声
一般に17日とされる孵化までの期間は過ぎ、18日目に突入しました。
朝のチェックでも変化は無く、半ば死籠りの予感すらしてきました。



そして昼、
家に戻ってきて孵ってないか急いでチェックすると、



CA3I0109.JPG
へ・・・変化無しっ(焦)

もうヒビを最初に確認してから半日以上経ってるのに!
ヒビが入ったら数時間内に生まれるとネットでは書いてあったので最悪の展開を想像してしまいます。





・・・?



画像に収めて昨日の画像と比べるとちょっと雰囲気が違うような・・・
よく見るとヒビの形が変わっています。一部の殻が捲れています。

死んではいないようです。

しかし、依然として進展の遅い現状に不安は拭いきれません。
表面の殻は割れていますが内側の薄皮が破れず力尽きてしまわないか、心配で心配でしょうがありません。
取り敢えず、時間が無いので箱のフタを閉め、次のチェックの夕方までまた数時間のお別れです。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


夕方、終わった仕事からツバメのように帰ってきて孵卵器のフタを開けると・・・




ピィ・・・






























ウズラの孵化直後
生ま!!! え、2羽共!!!!!??

孵卵器の中をヒヨヒヨと非力そうにしかし活発に歩いています。そしてはかなげにピイピイ鳴いています。
産まれましたよ~産まれました!!




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キレイに割り開かれて卵を見ると、当たり前ながら「この中から出てきたんだ・・・!」と再認識します。
殻の内側にはうっすら血管が残っています。

あ~~~~~・・・孵化の瞬間を見たかった(悔)
昼のチェックから夕方のこの発見までの約5時間の間に劇的なシーンがあったのかと思うと惜しい気持ちになりますが、とにかく産まれてくれたのでその感動に浸りっぱなしです。


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2羽のうち、産毛が少し乾いてきているこの個体がおそらく先に生まれたのでしょう。

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そしてもう片方はまだ全体的に濡れています。時間にしてわずか30分~1時間ほど前に孵化したばかりのようにみえます。

小さくて可愛いことこの上ないのですが、首を起こしたこの姿がこの小さな卵の中から出てきたとにわかに信じられないくらい大きくも見えます。卵を中から割る時一体どうやって突いてるんでしょうね(笑)

ひとまず、殻や卵置き台などの障害物は省き、身体が嵌まりそうな隙間をティッシュで埋めました。産まれたのが分かったので、この後必要になる飼育用品を買いに出かけます。
店が閉まる前に保温器具を含めた各種小物を買いに出かけていると、
自分と同じく孵化を心待ちにしていた家族の者からも孵化確認のメールが。・・・帰ってきてから発表しようと思ってたのに・・・(笑)


諸々の用品を買って家に戻った後、孵化した雛の元へ。
箱のフタを開けるとヒヨヒヨ鳴き声が聞こえてきます。

腹を擦るようにふらふら歩く雛を見ながらこれまでの18日間を「長かったなぁ~・・・」と振り返りながらも、これがゴールではないという事を今一度認識しました。



そして、残る1個の未孵化卵の今後がどうなるのかを気にしつつ、翌日を待ちました。


 3月9日 孵化2日目 最後の卵は・・・
ウズラの初孵化の翌日、朝のチェック。

初々しい鳴き声を清々しく感じながらも、最後の1個の卵に何の変化も無い事に嫌な予感がしてなりません。
8日に2羽同時に産まれた点を見ても、最後の1個だけがやけに長く感じます。
卵がグラグラたまに動くとか、コツコツ嘴打ちを始める・・・と云ったことも無く、短時間の観察ではありますが無反応です。
卵も同じ環境でも個体差でずれる事も珍しくないそうなので様子を見ることにしますが、20日ほど経って産まれないようだとその卵はそれまでなのだそうです。

昼のチェック、夜のチェックと時間だけ経っていきますが変化無しです。



片や産まれた2羽の雛鳥は、
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身体も乾き、歩行もバタバタヨロヨロしていた昨日と違い、ペタペタと歩き慣れてきています。

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全身の動きがただただ可愛い・・・!
ちなみにこのプリンカップは120ccです。

2羽それぞれで鳴き声に違いがあり、
先に産まれた方はピィ、 ピィ、 と初日聞いていたのと変わらない声量なのに対し、後に産まれた方はピヨピヨ、ピヨピヨと倍はあるような大きな声を出すようになっています。
卵の件もあるので、こんなちょっとした違いも気になってきます。
弱ってるんじゃないよな・・・とか(汗)


結局この日も最後の卵に変化が見られないまま終わりました。


 3月10日 孵化3日目 諦めと新居
昨日まで何も変化が無かった最後の卵。
せめて一点のヒビでも入っててくれればと云う最後の祈りも届かず、この朝も卵の様子に変化は現れませんでした。

これ以上待つのは得策ではないと判断し、
この日を以て最後のこの卵を死亡卵と決定しました。

何故孵化できなかったのか、こういう事が起こるとその原因が気になってしまいます。むしろ何故先の2羽は孵化できたのかまで気になってしまいます。ただ、ウズラ以前に今までやってきた昆虫飼育でも散々出くわしてきた場面のはずなんですがこっちの方が後々まで頭の中に残ります。
検卵した時に冷えすぎてしまったか、電気あんかの熱がちょっと弱くなる外側の位置に置かれていたからか、転卵を止めるタイミングがちょっと間違えたのか、孵化成功率が低いと言われているスーパーの卵のリスクがこういうところに現れたのか・・・


この日のウズラの最初の世話は、卵を庭に埋める事から始まりました。



2羽の雛が産まれてから1日半以上が経ちました。
昨日の時点で既に地面を嘴でつつく仕草を見せていたのと体内の養分も残り少ないだろうと云う事で、この日からいよいよエサを与えていく事にしました。

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抗生物質の入ったエサは、食べている間暫くは産んだ卵にも成分が残るので成鳥になったら使わない方がいいらしいです。
自分の場合は産んだら即行で全部食べるワケではないので、全部消費するまでは与え続ける事にします。

そしてそのエサ皿は、ネットの情報を基に自作。
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120ccプリンカップのフタに、ペットボトルのフタを2個貼り付けて完成。お手軽♪♪
与える物はエサの2つあるのですが、器が大きい場合、歩き回るウズラはエサの上や水の上を素通りして散らかしがちになり、水で身体が濡れて体温低下に繋がり最悪の場合溺死もあるとの事なので、極力小さな器としてペットボトルのふたが最適だと紹介されています。

お昼になり、孵卵器から保温箱に変わった発泡スチロール箱へエサ皿を設置しました。
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流石に入れた直後はこれが何か全く分かっていない様子だったのですが、
その内、先に産まれた方が興味を示してつつき始めました。
つついた一撃目は口に入ってきたエサにビックリして小さく発狂したのですが、次第に慣れてエサとしてつつくようになりました。
片や後に生まれた方は、落ち着きなく動き回り地面のエサ皿に気付く気配がありません。ただただ素通り(笑)



さて、エサも与え始めた事もありこのまま真っ暗な箱の中で管理するのも厳しいので、
活動に支障ない明るい環境で飼育できるように、観察用のケースを用意することにしました。

この雛の観察用のケース作りがまたウズラ飼育の楽しいところで、ネット検索してみると色々なアイデアで環境が作られているのを見ることが出来ます。使っている材料・用品も多様です。

置き場所を真っ暗なスタイロフォーム温室内から、皆が観察できる明るい居間に場所を確保しました。

まず最初に飼育容器の準備ですが、今回の我が家の場合、まだ寒い晩冬の時期という事で風通しのいい「鳥カゴ」や「ハムスターケージ」は使えません。
では何を使うか・・・。
悩むまでもないですね、普段使っている大ケースを使用する事にしました。手元で探して今のところ使えるのはコバエシャッター大

そして、コバシャを使うにあたりちょっとケースの仕様を変えます。
当たり前ながら飼育ケースにはフタが付いているのですが、臆病なウズラにとってはおそらくフタの開閉時に「爪」が容器にはまる時のバチンッ!!と云う衝撃音は大きなストレスになるだろう(それにコバシャってフタの爪がカタいから衝撃が強い)という事で、既存のフタは使わず、スチロール板を切って「上に乗せるだけのフタ」を作りました。

次に床材ですが、追々材料は変えていこうと思いますがまず初めはタオルを敷くことにしました。
理由は非常に不純です(笑)、画的な清潔感があるので画像検索で探してた時に「これやりたいなぁ~」と思って選んだだけです。勿論これに使ったタオルはその後ゴミ箱行きになります・・・

エサ入れは、勿論さっき作ったエサ皿を使い続けます。

そして、保温箱から移すという事で気を付けたい保温器具は、2種類併用することにしました。
1つは、電気あんかと同じく高校生時代にクワガタ用に買って後悔したマルチパネルヒーター
これはケースの下に敷いて足元を温める用途で表面温度は45℃まで上げられます。
もう1つは、ケース内に寝床として設置するドーム型のハムスター用ヒーターを購入。
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表面温度は38℃で、
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暗所の確保と熱が逃げるのを防ぐために、黒く塗ったシートでドームの穴を塞ぎました。
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それとさらに保温効果を期待して、中に綿を入れてみました。

最後に、ウズラは砂浴びを行い消化を助けるために砂を食べると云う事で、
砂が必要になります。その砂入れを、430cc平型プリンカップを2枚使って作成しました。10日ぐらい経たないと砂浴びはしないと云う事ですが、焼き砂を入れて今日から設置します。
容器の形状の問題で、このまま置いただけでは中に入ることが出来ないのでフタを作った時の端材を切り貼りして階段も設置しました。
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ここで一つ思うところが・・・。

・・・コバシャの大だけど、こうして見ると意外に狭いんだなぁ・・・
もうちょっと歩き回るスペースが出来ると思ってたんですが・・・

温度計も引き続き設置し、内部を温めるため暫く暖機運転をした後いよいよ雛達をこちらへ引っ越します。

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うんうん、思ったほど可愛い出来じゃないけど まぁいいか~

新しい環境に慣れていないのか興味津々なのか、ひたすら歩き回る雛達。
地理が理解出来てないのか砂場にはなかなか入る事をしませんが、まずは温度に反応したのかドームヒーターに入れるようになりました。
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ドームに出たり入ったり出来るようになり、たまに目を閉じて眠りだしたり。寝床環境として問題なさそうです。綿がちょっと邪魔に感じる気もするので調整が必要そうですがひとまずこれでOKって事で。


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その夜、仲間内で遊んでいましたが、
今ウズラを飼っていると云う話になりこんな質問が・・・。



「名前は何て付けてるの?」


名前かぁ・・・そういやペットには名前付けた方が愛着湧くよなぁ・・・

そうだなぁー・・・カブメガ

『カブ』は卵を買ったスーパーの名前(カブセンター)、『メガ』は同じ会社の系列のドラッグストアの名前


「お前バカなの!!? そのままじゃん!!!」


いや、変に捻くれた名前付けてネタっぽくしたくないし、
それとも、「ここあ」とか「まろん」みたいな感じの可愛い(笑)名前付けろってか?


「それ犬だから!!」




決まりました。

 ・・・先に産まれた方  命名・カブ

 ・・・後に産まれた方  命名・メガ



 3月11日 孵化4日目 危機
フワッと名前も決定し、その後夜遅くまで遊んで帰宅したのが朝の4時
帰ってきて真っ先にウズラの様子を見に行きます。寝ちゃってるかな~・・・?




しかし、そのケースの中に居たのは思っていたのとは全く違う雛の姿でした。



エサの横で1羽の雛が力無く倒れています。

カブの方です。

温度計を見るとなんと12℃、非常に危険な温度。
慌ててケースからカブを取り出し、ドーム内で普通に寝ていたメガ共々急いで元の保温箱に戻しました。

戻した後も気になりますが、ずっと見ていても冷えてしまうだけなのでフタをして待つしかありません。
完全に失敗です。夜間の温度がこれほどまでに下がると思わなかった自分の見通しの甘さがこの展開を招いてしまったのです。
床を温めるヒーターも、ドームヒーターも、普通に考えればその場を温めるだけの器具であり、空間を暖めるほどの出力は出していません。

早急に対策を講じることにしました。言わずもがな熱源の増設です。


家の中を探すと、以前、初期のスタイロフォーム温室を暖めるのに使っていた40Wの白熱電球があったのでこれを試験的に設置することに。
温度を計測してみると、空間中も問題ない温度に上がっています。

昼になり、雛の様子を見に恐る恐る箱を開けると
そこには回復したカブの姿を見ることが出来ました・・・うわぁ・・・良かった・・・危なかった・・・

エサも食べないと回復もままならないだろうという事で、温度が上がった居間のケースにまた連れていく事にしました。



しかし、温度が上がったは良いものの、通常の白熱電球だと発光してしまい今度は一日中ケース内が眩しくなってしまうという事で、やはり専用にひよこ電球を買い設置するべきだろうと決めました。

また、家の者からも「このケースってやっぱり狭いと思うんだけど」と云う意見があり、今より大きい新しいケースを買ってくると云う申し出があり、お願いすることにしました。



飼育環境改良の為に日中ホームセンターを回り道具を揃え、日が暮れた頃に作業を開始。
一回り大きな飼育環境が完成しました。

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空間中の温度も適温、雛達も今朝のことが嘘だったかのように元気に走り回り、砂場にも入ったりして無邪気な様子を見せてくれます。
エサにも敏感に反応し、無心でつつき回します。メガの方もいつの間にかエサを食べるようになっていて、このままエサが分からず衰弱してしまうのではと心配していましたがとても健康的です。

2羽の様子を見ているとそれぞれ動く様子や身体の柄に違いが見られ、

メガの様子
 とにかくよく歩き回り落ち着きが無い。
 目線の先が気になって注意散漫なのか、足元や真横のものに気付かない。
 カブに比べて声量が大きくよく鳴く。
 額中央の黒い模様が目立ち、頭部を走る白い筋模様がはっきり浮かんでいる。
 ↓↓↓↓
 様子を見るにか?

カブの様子
 落ち着いていて周囲の様子をよく観察している(ように見える)
 エサに夢中になると暫く食べ続ける。
 落ち着く場所を探して休んでいる事も多い。
 比較的よく寝る。
 頭部はメガと比べて全体的に茶色味が強く、柄がやや不鮮明。
 ↓↓↓↓
 様子を見るにか?

なお、身体の柄の違いが♂♀の差によるものなのかは不明です。


CA3I0134.JPG
暖かいケースの中でリラックスする雛達(手前がメガ)


 3月12日 孵化5日目 最後の朝
昨日は改良を重ねより快適な環境を用意した・・・








と思っていたその次の朝。




家の者の焦燥し切迫した声で叩き起こされました。


なんと1羽の様子がおかしいと云うのです。
一体何が起きたんだと飛び起きて居間に急ぐと、
今度はメガが目を閉じて倒れています。

時折足で踏ん張りビクビクと起き上がろうとしています。
倒れている事の危険さに加え、なんだか今度はカブの時よりも嫌な予感がします。

ドームの外で倒れていましたが、家の者から話を聞くと朝5時の時点で既に様子がおかしく、しかもそれはドームの中に居る状態でとの事でした。
この時の容器の中は25℃程度しかなかったようです。

慌ててまた保温箱に戻します。

甘かった・・・この日、思った以上に夜冷え込んだようでカブが瀕死に陥った晩よりも深刻だったようです。そもそも、熱源を追加したとはいえ昼夜で温度幅があるので一日を通しての保温テストをするべきでした。

ただ、ここまできて全く解からないのは、何故カブではなく今度はメガの方だったのか? ドームの中に居たなら外よりずっと安全だったはずなのに何があったのか?
そうなると何が原因か判りません、考える限り温度の可能性が高く思えますが、体質的に虚弱だったりその他要因での突然死もあるとの事なので断定には至りません。
居間の温度を上げてケース内の温度は高くしたので、保温箱へ移すのはメガだけにして、カブとの同居で刺激を与えないように図りました。

月曜日ともあってこの後家を出なければいけないので、このままにしておくことに。
弱っている雛に薄めた蜂蜜をスポイトなどで直接摂食させて回復させることも可能だ云う情報もあるので、後は家の者に任せることにして家を出ました。







その1、2時間後。





家から、回復措置を待たずに動かなくなったと云う連絡が来ました。

今度ばかりはどうにもならないようです。
メガの死を受け入れることにしました、受け入れる他ありません。


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帰宅後、メガの遺骸を訊くと既に保管済みとの事。
小さなタッパーの中に脱脂綿のベッドが作られ、その中にメガが包まれていました。

目を閉じ、脚は血の気が抜け白くなっています。



この夜、メガを庭に埋めて線香を上げ手を合わせました。



孵化してから経過日数にしてまだ3日と15時間です。
残り1羽になってしまったウズラを保温箱と違う環境に完全に移行するのはまだダメかもしれません。原因は判りませんが生命の危険に晒す要因として一番考えられるのはやはり温度でしょう。居間と言えど夜は暖房を消しているので、ひよこ電球を過信してまた惨事を起こしたら何もかも終わりです。
その対策として、朝から就寝までの時間帯を居間で管理し、就寝時から朝までの時間帯を保温箱に戻すことにしました。これくらいしかやり方がありません。

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1羽減って一気に寂しくなってしまいました。
カブも、1羽減った事に気付いて何か思う事があったりするのでしょうか。


 3月14日 孵化7日目 小さな変貌
メガが亡くなってから2日以上経ちました。
残った画像や動画を見たりして亡きメガの事を思い出すことの繰り返しです、日中は近くにウズラが居るはずもないのに不意に聞こえてくる高音がウズラの鳴き声のように聞こえて反応してしまいます。

残るカブは日中=居間、夜間=保温箱と移動させ管理していますが順調に成長しているようです。
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段々と身体も大きくなり、全身を覆う羽毛も伸びてきています。


そして少しずつ変わっている見た目よりも、行動の方に大きな変化が表れはじめました。

それまでは、物音に特に動じる様子も無かったのですが、ケースのフタを開けたりすると途端に跳ねたりして物音に反応するようになりました。
また、たまに跳ねるだけではなく小さい翼で羽ばたこうとする様子も見られました。

見ているだけで時間が一気に過ぎていきます。


 3月15日 孵化8日目 チャイロコメノゴミムシダマシ
8日目とは書いていますが実質的には今日が孵化してから1週間経ったことになります。
この日で床材をタオルからクッキングペーパーに変更します。

ここまで、抗生物質入りのエサを基本的に与え続けていますが他のエサはまだほとんど与えてはいません。試しに小さく千切ったレタスを数粒与えてみましたが大した反応はありません。
そこで、今日は1週間記念という事で、大好物と言われるミルワームを与えてみることにしました。

脂質が多いのが難点で一日に何匹も与えられないのですが、エサと認識するか興味津々で与えてみたところ食べる食べる(笑)
手に乗せたミルワームに飛びつくようにやってきて、くわえた瞬間発狂したようにそのまま走り回り、適当な所で啄み直しチュルッと飲み込んでいきました。
ネットの情報では、最初の内はいきなり丸呑みしてしまってまだ生きてるワームが内臓を齧って怪我させることがあるので、頭は潰したほうが良いと書かれていましたが、
観察してみると加えて走り回った後にきちんとワームを動けなくして(殺して)から飲み込んでいるようで、何も教わってないのに出来てしまう生き物の不思議さを垣間見ました。


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孵化から1週間、エサを食べる量・水を飲む量も増え、エサ皿をもう1個追加しました。

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翼をよく見ると、羽毛ではなく羽の根元部分(羽軸根)が伸びてきています。鳥の身体の詳しい構造を知らないので、ちょっと違和感を覚えます。こうして成鳥になっていくんですね。

その成長と、ミルワームを平らげる体力も出来た事も見込んで、
今日まで続けていた夜間の保温箱移動を終了し、完全に居間飼育に切り替えてみることにしました。
暖かくなってきたので、夜間の温度帯も心配なくなってきたのもその理由です。

保温箱へ移すことなく、この日は居間の電気を消しました。


 3月16日 孵化9日目 居間も安全
翌朝になって雛の様子を見に行くと、
変わらず元気にケースの中をヒョコヒョコ歩き回っています。

毎日変わっていく雛の姿を見ていると本当に色んな発見がありますね。
エサを足す間隔もさらに狭くなり、ペットボトルのキャップでは足りなくなってきました。
それとエサ皿を観察してみるとちょっと興味深い事に、黄色いフタと黒いフタの2つにエサを入れていますが必ずと言っていいほど黒い方に入れたエサが先に食べられます。黄色い方も食べるのですが、圧倒的に黒い方のエサをキレイに平らげてしまいには完食してしまいます。黒い容器の方がエサを確認しやすいとか・・・なんでしょうかね?

今日もミルワームを与えてみますが、毎回手の上から食べさせることを繰り返すと、3回目~4回目からはワームが無くても手のひらを出すと乗ってくれるようになります。これを毎日続けていくと手乗りウズラになって懐いてくれる・・・という事なのですが・・・

CA3I0145.JPG
最高にリラックスするとこんな感じで脚を伸ばして寝転がります。癒される(笑)


 3月18日 孵化11日目 チルチルスナチル
ウズラが孵化してから2度目の日曜日。
この日は仲間内と日中ドライブへ行き、津軽某所の道の駅で良い物を発見しました。

小松菜です。
買ったことないから相場が分からないが100円は安い!!

今まで、試験的にレタスを与えた事はありましたが、野菜ってまず与えてはきてませんでした。
カブの健康のためにはやはり野菜も与えた方が良いと思い、小鳥の野菜エサとして一番スタンダードな小松菜を買ってみることにしました。
(とは言え、実際のところこの日はまだ小松菜は与えてはいませんでした。)

ちなみにこの道の駅、
他の直産品の棚を見てみると別の意味で興味を引く物がありましたよ。


  ニワトリの卵 (有精卵)


皆に知らせると、満場一致で答えが返ってきました。


 「それは絶対やめとけ!!!」



小松菜を買って道の駅を出た後、
もう一つウズラ飼育に必要な物を求めて別の所へも行く事に。

男の宝箱=ホームセンターへ・・・


買ったのはこちら↓↓

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24時間タイマー。ひよこ電球につなげて使います。
ひよこ電球を設置して1週間、使っているとやはり惜しいところで難が見えてきます。
制御が利かないので時間帯によっては温度が上がり過ぎてしまうのです。
温度を一定にしたいならサーモスタットを買えばいいのですが、サーモスタットのように常に一定温度を保てなくても、日中のストーブを点けている時間帯に通電を度々止めることが出来ればそれで大丈夫なのでコスト的に考えて(今ピンチです)こちらを選択しました。



その夜。
汚れたケースを洗うついでにカブの成長具合をカメラで撮ってみました。
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何日か前までは自分の手で包み込めたカブの身体はすっかり大きくなりました。
手に乗せてもそれなりの重みが感じられます。

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画像を見ての通り、普通に立ってるだけでもう既にドームと同じ高さがあります。
ジャンプの高さも結構出てきました。
翼も発達してきて、風切羽の羽弁が伸び始めているのが確認できます。


そして、この日カブの成長を感じた出来事は、ケース洗浄中に起こりました。


目撃したのは自分ではなく家の者でした。
ケースの掃除の為、カブを一時退避用に砂入れに閉じ込めて玄関に出ていたその時、

「砂浴びしたよ!! 砂めっちゃ飛び散った!!」

と呼び戻されました。
見ると、カブを入れて軽く塞いでいた砂入れの出入り口付近が砂で散らかっていました。

慌ててカメラを構えるも、砂浴び始めたての所為か中途半端に足で砂をかいただけで「砂浴び」とまで言える行動は見せてはくれませんでした。
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ケースに戻した後も、砂浴びは見せてくれず、ただ啄んだり横になって寝るばかり(苦笑)

なんにせよ、立派なウズラに成長しつつあることを一層感じる日でした。


 ・・・ミルワームの餌付けだけは全然上手くいってないけども(汗)


 3月21日 孵化14日目 ウズラが飛んだ日
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そろそろ孵化2週間が経ち、カブももうそろそろ「雛」とは言えない体格になってきました。
羽も結構生え揃ってきて、ケースの外に出してうっかり飛ばせてしまった時も空中に居る時間が伸びてきました。

いつの間にこんな大きくなってたっけ? と家族皆で成長を喜ぶ毎日です、試しに生まれた卵の殻を横に置いてみると、頭の大きさが卵と同じくらいになっています。


そして、3日前の18日からするようになった砂浴びも段々と板に付いてきて(いや、砂に付いてきて?)、自分もその光景を見ることが出来るようになってきました。

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静止画ではただ時空が歪んでいるようにしか見えませんが、かなり派手に砂をバサバサ被りゴシャゴシャぶちまかします。

夜帰ってきて観察している自分には砂浴びを見せてくれる事はあまり無いのですが、家の者いわく「日中によく砂浴びする」と云う事らしいです。

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おかげでケース内はこの有り様ですよ。清潔感に満ちたクッキングペーパーがもはや砂の王国と化しています。

ここまで砂を飛び散らかすとは思わずちょっとヒいてしまいましたが、だからと言って砂入れにドア付けるワケにもいかないですからねぇ(笑)
このプリンカップ砂場を使っている内は諦めよう、仕方ない・・・


また、この日は祝日という事で、
かねてから「小さ過ぎない!?」と家の者から変更を迫られていたエサ入れを新調することにしました。

単純に大きな器に替えてしまうだけではエサを散らかされる量が増えるだけなので、ネットでオススメされていた入れ物を買ってみました。





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小鳥用エサ入れ。何の捻りもねぇ!!

しかしこのエサ入れって実際使ってみるとよく出来ているもので、頭だけ入れる構造になっていることによって、上を通過してエサを巻き散らかすのを防いでくれるんですね。歩き回るウズラだからこそ非常に助かる製品ですね。

ただ残念ながら、エサと水を入れるのに器を2つ用意しなければいけないのですがスペースの都合上、水入れはシンプルで小さいものを選定。

これを、ちょっと加工して
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エサ入れに水入れを引っ掛けて合体させられるようにしました。
別々の器を一つにする事によって、大きくなってきたウズラの体当たりでも倒れにくくなります。


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これを機に、ケース内の備品を全体的に見直して
これまで使っていたエサ皿は勿論のこと、身体が大きくなって入れないしスペースも取ってて気温的にも必要が無くなってきたドームヒーターも撤去することにしました。

カブも、最初は見慣れない物を前にして何なのか分かってくれませんでしたが、時間と共にエサ入れを認識できるようになり今まで以上にモリモリ食べられるようになりました。

フンの量もモリモリ増えてきたけど(笑)


 3月22日 孵化15日目 食らえ!! 葉ッ!!
孵化してから今日で2週間が経ちました。
体格が大きくなったことで低温にも強くなっていて、30℃を切っていても平気なようで温度管理にもゆとりが感じられるようになってきました。
むしろこれまでの高い管理温度の方が辛そうな様子を見せていて、雛の時は40℃を超えていても平気だったのに、今では38℃以上になると身体を細く伸ばして口を開けてハアハア暑がるようになりました。

さて、目覚ましい成長を見せるカブに今日は孵化2週間を祝して、
先日買ってきた小松菜を食わせてみることにしました。

細かく刻んだ小松菜を、昼の内にエサ入れの中に混ぜてみました。

さぁ食べるかな・・・!? と観察してみますが、初めて見たであろう小松菜を食べ物と認識していないのか、啄もうとはしません。しまいには、小松菜を盛った所を避けていつもの総合飼料のエサだけ選んで食べる始末。
あげるタイミングが遅かったのか、そのせいで食わず嫌いになったらどうしようと心配をしつつ夜を迎えました。

夜になり、帰宅してケースの様子を見てみると、

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少しずつ食べるようになっていて昼より少し小松菜の量が減ってきていました。

フンも緑っぽい色のをするようになり、野菜を食べ始めた分、水に口を付けるシーンもちょっと少なくなっていました。



ペットの鳥すら野菜を食ってると云うのに、俺ときたら・・・(以下割愛)


 3月25日 孵化18日目 ヒバの香り
3度目の日曜日。

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手のひらに乗せたカブももうこんなに大きくなってきました。
全長は14cmほど、最終的には20cmほどになると云う事なので、まだ一回り大きくなるのでしょう。それでも生まれた時を思い返すと、わずか2週間半でどれほど大きくなったのかと感心しきりです。もう何度も同じこと言いたくなるくらい毎日です(笑)
たまに、アングル次第で一瞬タカに見えなくもない時があります(笑)
卵を産めるようになるまでまだ時間がありますが、どのタイミングで卵を産み始めるか、その点もドキドキしながら観察しています。


しかしこうして毎日毎日見ていると、
すぐ汚れていく床材(=クッキングペーパー)の見た目と臭いが気になってきます。
特に、臭いの方はエサ替えの時にモハ~ッと強烈に出てくるので、居間飼育をしている今の間だけでもこの点を緩和したいと思う部分でした。
特にこの時期夜遅くにならないと帰ってこれないので毎日ケースを洗浄するのも難しいところ。


ウズラはトイレを覚えないので、フンを撒き散らすのは改善しようがない、そうなると床材を何か別の消臭効果を持つ物に替えるのが良いのではないかと考え、その候補を考えてみることにしました。

ペットショップにあるものだとどんな物があったでしょうか・・・?

ハムスター用床材・・・?
パインチップ(松材)かぁ・・・これがまぁ無難なとこですナ。色も明るくて清潔感もあるし、安価で手に入りやすいしこれで決定でもいいか。

しかしネットで調べてみるとまた別の物を敷いてウズラを飼っていたりする所もあるようで、

ウサギ用牧草
牧草(チモシー)をウズラの床材に使っているとのことで、野生下では草間によく隠れるウズラにとって環境的に非常に落ち着けそうです。
床材として使うにはちょっと高価な気もしますがこれも使ってみたい物の候補としておきました。


そんな中、ある日寄った県内の道の駅で売っている物を見て閃きました。


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・・・こ、これだ!!!

ヒバ材チップ
県内の道の駅各所で売っているヒバ製品、よく見かける物ではありましたが、「いやこんなおがくず何に使うんだよ(笑)」と鼻で笑っていた自分がまさか買うとは・・・(苦笑)
ヒバ製品自体、使ったことは無かったので「なんかいい香りだなぁ」くらいにしか思ってませんでしたが、抗菌消臭効果が強そうだなと思いこみ・・・使ってみることにしました。

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目が細かく、チップは乾燥した状態ですが癒される香りがします。
(クワガタで使ったらダニすごく落ちそうだなァ・・・)

フレークを床材にしたこともあって、フンも目立たなくなり肝心の臭いもそれなりに気にならなくなりました。


 3月29日 孵化22日目 3週間経過
経過日数21日、デリケートな雛だった頃が遠い昔のように思えてしまうほどこの3週間は濃密でした。それはもうブログで書くには文章の構築処理が間に合わないほど沢山・・・(つまり書き手の頭が悪いと云う事・・・)

床材をヒバのマットに替えたおかげで、臭いは気にならなくなりましたが、意外にも家の者からは不評(汗)
「なんかいっつも毛づくろいして自分の体掃除してない?」・・・元々そういうもんなんだよと説明しても全然納得してない感じ。

その毛も、模様がよく現れていて地味ながらも親しみが持てるようなイイ柄になっています。
CA3I0177.JPG
上から見た時、なんか馴染み深げな色柄してるなァ~・・・? とよくよく思い返せば、
夏になるとよくこんな模様のガをたくさん見てるからだと納得しました(笑)

体長も15cmくらいになり、インコやブンチョウみたいなのと比べると重量感抜群です。

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背伸びすると顔がヒヨコ電球の球の上まで届いてしまいます。時々片羽足を伸ばしてストレッチすることがあり、その時の伸びた体の長さや足の長さを見て成長を感じつつ可愛いなとも感じます。
・・・いやそれにしても正面から見るとマヌケヅラだなァ・・・


 その後・・・4月 成熟
ブログ投稿日以降のカブの様子です(苦笑)

朝から昼までワチャワチャピョコピョコ走っては跳ね、午後になると少し大人しくなりますがずっと動き回り、さらに夜遅くなってもまだまだ元気。一体いつ寝てんだろうと心配になるくらいです。

大きくなった事で3月末には、遂にこれまでのプリンカップ製の砂入れには入れなくなり撤去。砂浴びが出来なくなった事でイライラが溜まってしまった所為か、
CA3I0178.JPG
ヒバのマットを砂代わりに浴びるようになりました(焦)
ヒバ浴びとでも言いますか・・・。

おかげでエサ入れは撒き散らされたヒバのチップが大量に混入し、特に水入れはヒバに埋め尽くされ完全に水無し状態ですよ。

あ~これはマズイ・・・という事で結局ヒバのマットは次の交換時にはクッキングペーパーに戻す事にしました。
もう少し経ってさらに大きな飼育容器を準備するまでは砂入れも入れられません。その為今の間は、現在の飼育容器とは別に、砂を入れたプラケースを用意してその中に一時的に移して砂浴びさせるようにしています。そこそこ人馴れしている事もあって(?)、砂恋しさからか待ってましたと言わんばかりに砂入れに入れた瞬間、警戒することも無く砂浴びをしてくれます。




そして、いつ来るだろうと楽しみにしていた

体つきや姿勢、外見上の特徴も1週間ほど前からしばらく変わる事無く、
やたら鳴くようになったなぁ~と気になって調べてみたら・・・・・・
カブは ♂ だった。


最近はミルワームをあげるとその日1回目は直ぐ食べずに咥えたままジッとして、ホホホホホ・・・と小声を発しながら何かを待っている様子を見せてくれますが、これは♀にプレゼントするための♂ならではの行動なんでしょうかねぇ・・・?

残念ながら卵を採る事は叶いませんでしたが、
我が家のアイドルとなったカブは今日もせわしなく歩き回って飛んで鳴いています。






最後に・・・

ウズラのカブ.JPG
4月1日に投稿したものの、未完成のまま投稿しその後五月雨式に記事内容を追加更新すると云う(しかも長い)メンドくさい記事になってしまいましたが、これにてなんとか締めに至りました。

はじめてみればやはり生き物の飼育と云うのはめんどくさくてしんどいものではありますが、自分で手間暇かけて孵したものは思い入れもあるし覚悟も固まるもので、今後もなんとかやっていけそうです。まぁこれ以上個体数増やしちゃうと肝心の虫がいよいよ絶滅してしまうので、ほどよく世話をしていきながら虫の方にシフトチェンジしていきます(2月後半~4月半ばまではほとんどウズラしかいじってなかった)

写真だけでは面白くないので、これまでに撮った動画を編集して載せてみました。
もし興味と覚悟があったら、スーパーの卵・・・に限りませんがウズラの飼育に挑戦してみてはどうでしょうか。





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